入社3か月で退職した新入社員の話

転職が当たり前になった昨今。

業務内容や職場環境など、さまざまな理由で
転職をする人が増えています。

実際に、現在は求人数も右肩上がりで
転職しやすい状況にあるとも言われていますよね。

ですが、これは
「誰でも転職できる」
ということではありません。

今回は、軽い気持ちで退職したAさんが
苦労した話をお伝えします。

Aさんは、
「自分のような人が少しでも減ってほしい」
と今回色々な話をしてくれました。

転職を考えている人は、
ぜひご覧くださいね。

目次

自分に合わないと思い3か月で退職

大手企業に新卒で就職。
第一志望の企業に新卒で就職。

はたから見れば羨ましく思えますが、
実際には苦労や苦悩があります。

Aさんは、自分が一番行きたい会社に
内定をもらい一足早く就職活動を終えていました。

実際には、希望ではない勤務体系ということに
内定を受諾してから気がついた
そうですが、
せっかくもらった内定だからとそのまま入社。

今思えば、あの時しっかり考え直していたら
よかったといいます。

どこかすっきりしない気持ちのまま
その会社で働きはじめましたが、
思っていたような仕事ではありませんでした。

話を聞くと、どうやら離職率も高いらしい。

業務には少しずつ慣れ始めたものの、
休日も思うように休むことができず
自分にはこの働き方はできないと感じたそうです。

6月に体調を崩して数日後。

Aさんは会社に退職届を出しました。

転職活動が進まず後悔する日々

「すぐに次の会社が見つかるだろう。」

そう思い、3か月で退職することに
当日は焦りはなかったといいます。

退職して1週間目はとても楽しかった。
退職して2週間目はまだのんびりしていた。

でも…
退職して3週間もすると、働きたくなった。

しばらくはゆっくり休みたい
と思っていたはずなのに、

退職して2週間もたつと
そろそろ次の会社を探そうと転職活動を
はじめたそうです。

ですが、
転職活動は思うように進みませんでした。

中途採用といっても、
Aさんはほとんど職務経歴がありません。

気になる企業にエントリーするものの、
書類選考すら通りませんでした。

冷静になると、

「たった3か月で仕事を辞めた自分を
 欲しがる企業はない」

と、後悔したそうです。

アルバイト・派遣を経て契約社員へ

転職活動はうまく進まず、
みるみる貯金が減っていき
日々焦りが大きくなったAさん。

取り急ぎ、
アルバイトで生活費を稼ぐことにしたそうです。

ですが、アルバイト生活は
生きた心地がしなかったと言います。

しばらくして、親のツテで
これまで住んだことがない土地で
正社員として働くことになったものの、

その土地の人たちとウマが合わず、
半年足らずで退職。

また東京に戻って、
派遣社員として働くことを選択しました。

幸いにも、派遣先の会社に恵まれて
派遣先の会社で契約社員となることができたというAさん。

先輩にも恵まれ、毎日楽しく働けているといいます。

「本当に運が良かったと思います。」

と話すAさんですが、
未だに学生時代の友人とあう時は
正社員として働いているように装っているそうです。

今の会社で正社員となるべく、
日々仕事に邁進しています。

最後に

いかがですか。

今回は、新卒で入社した会社を3か月で退職した
Aさんの話をお伝えしました。

現在は様々な働き方ができます。

しかし、ここ数年で
「安定して働きたい」
という社会人は増えた
ように思います。

実際に、派遣社員の意識調査でも
正社員として働きたいという人が増加していました。

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  • 転職は当たり前の時代
  • 求人数も右肩上がり

ですが、だからといって
誰でも簡単に自分が働きたい会社で
働けるというわけではありません。

もし今、転職を考えているのであれば、
退職する前に転職活動を始めてみては
いかがでしょうか。

できる限り、余裕をもって
転職活動をはじめることをおすすめします。

今回はこれで終わりにします。

ではまた。

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この記事を書いた人

30代会社員。人事歴10年。自分磨きアドバイザーやってます。
これまでの人事経験をもとに、自分と向き合うことを大切さを発信。
面談・面接実績は3000件以上。
自分磨きや転職に関する記事を週2回更新しています。
Kindle本を出版し4カテゴリで1位を獲得。よければぜひ読んでください。

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