退職エントリーから得られるもの、失うかもしれないもの

あなたはSNSなどに投稿される

退職エントリー

をご存じでしょうか。

  • 5年勤めた会社を辞めます
  • 私が今の会社を去る理由

このようなタイトルをつけて
退職理由や背景などを文章にまとめて、
SNSに投稿することを指しています。

実際に、私のフォロワーさんでも
退職を宣言される方はいらっしゃいますし、
中には起業の決意を綴る方もいらっしゃいます。

転職が当たり前となり、ネットが普及して
個人が情報発信できるようになった時代
ならではかもしれませんね。

今回は、この退職エントリーについて、
採用担当者の視点で感じたことをお伝えします。

目次

退職エントリーから得られるもの

退職エントリーでは
採用面接の時には聞くことができないことを
聞くことができます。

それは何かというと、
本当の退職理由です。

退職理由は多くの場合、
「一身上の都合」とぼかされ
会社を去る人の本音を知ることは
難しいと言われています。

本来であれば知ることができないであろう
「退職者の本音」

これを退職エントリーで
知ることができるようになりました。

もちろん、退職する社員のSNSを
いちいちチェックはしません。

ですので、退職する本人の本音を
知ることはこれからも難しいでしょう。

ですが、例えば自分がSNSで繋がっている人が
ふとした瞬間にこぼす本音を見て、

自分の会社の○○さんはどうだろう

と振り返る機会ができます。

退職理由は個人差があって当たり前ですが、
本音の部分で共通することは意外と多いです。

それをふとした瞬間に知れたり、
そういえば、と振り返れるのは
ありがたいなと感じます。

私がよく見る退職エントリー

私がよく見かける退職エントリーは、

  • お世話になった会社や上司、同僚に対する感謝
  • 入社してからのキャリア整理、実績を可視化
  • 退職の決断に至った理由

など、比較的前向きな内容が書かれていることが多いです。

ですので、(ないと思いますが)退職した会社の人が読んでも、
割と好意的に受け止められるのだろうなと思いますし、
円滑な人間関係を築いてこられた人なのかなと感じます。

もし、退職理由でマイナスの理由が書かれていても、

「この人が言うのであれば、きっと大変だったんだろう」

と思わせる伝え方をされています。

こういった内容であれば、転職を考えている人の
背中を押してくれることもきっとあるでしょう。

やめた方がいい退職エントリーの残し方

ただ、中には客観的にみて
少し気になるものもあります。

転職は多くの場合、
今の職場に不安や不満があることが
ほとんどですよね。

職場での役割や業務内容、待遇に満足していて、
人間関係も円滑なのに辞めるという選択はとらないです。

もちろんそれは理解しているつもりですが、

  • 自分の不幸自慢
  • 自分の能力自慢
  • 会社や上司、同僚の批判

会社や周囲の人に対する敬意や感謝が感じられず、
自分を良く見せたいという気持ちしか見えない内容だと、
「次の転職先は見つかるのかな」と感じます。

もちろん、自分の能力が高くて
もっと上を目指したいと思い転職する方もいるでしょう。

ですが、「1人で全てやってきました」のような
内容を見ると、本当にそうなのかなと疑問に感じます。

多くの場合、何かの成果を出していても、
1人で全てをやりきっていることはほどんどありません。

  • 上司から抜擢されたり
  • 周囲の支援や理解があったり
  • 会社の看板や経営資源を活用したり

それを全て「私が1人でやりました」というのは、
少し言い過ぎかなと感じざるを得ません。

自分の実力や成果をアピールしたい気持ちは
わからなくありませんが、一歩間違うと

  • 周囲に自慢できるか(有名かどうか、など)
  • 自分がカッコよく見られるか

を大切にしているのではないかと誤解されてしまうので
注意が必要です。

いつか誰かと繋がる可能性

ここまで読んでくださった方の中には、

「わざわざ今の職場の人にSNSは晒さないよ。」
「言わない限り自分が発信してるって気づかないから考えすぎでは。」

という方もいらっしゃるかもしれません。

確かにおっしゃる通りです。

会社の人事は暇ではありませんので、
会社の人事が偶然そのSNSを目撃する、ということは
ほとんどないでしょう。

ですが例えば、
転職先の会社の人と仲良くなって
SNSでも交流するようになれば…

過去の発信が、あなたの知っている誰かの目に
入る可能性だってあります。

そうなる可能性まで考えると、
批判だけ、自慢だけの内容はきっと
避けた方が無難だろうなと感じます。

SNSは色んな人と繋がれる魅力的な場所です。

だからこそ、どんな時に誰があなたの発信を目にするかは
誰にも予想がつきません。

発信する前にもう一度、
自分の知っている相手に見られても大丈夫な内容かな、
と確認しておくに越したことはありませんね。

まとめ

いかがですか。

今回は「退職エントリー」について、人事として
ありがたいと感じた点や、避けた方がいい発信の話をしました。

SNSを使って、個人がある程度自由に発信できるこの時代。

誰かを一方的に傷つけるような内容でなければ
基本的には発信内容は自由だろうと考えています。

ですが、自分の言葉は行動に現れるように、
自分の発信も、知らず知らずのうちにどこかから
にじみ出てくるものだと私は思います。

ですので、もし

周りの人とうまくいかない

という悩みがあるのであれば

  • うまくいったのは皆さんのおかげ
  • 会社からの支援があった

など、謙虚な意識を持ったり、周囲への配慮の気持ちをそっと
言葉にしてみてください。

これをするだけで、周囲の受け止め方も随分と変わりますよ。

今回はこれで終わりにします。

ではまた。

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この記事を書いた人

30代会社員。人事歴10年。自分磨きアドバイザーやってます。
これまでの人事経験をもとに、自分と向き合うことを大切さを発信。
面談・面接実績は3000件以上。
自分磨きや転職に関する記事を週2回更新しています。
Kindle本を出版し4カテゴリで1位を獲得。よければぜひ読んでください。

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