「前の会社の方が良かった…」転職に失敗したと感じるのはどんな人?

みなさんもご存じの通り、
転職は今や当たり前の選択となりつつあります。

私個人としても、

自分のキャリアアップのために転職する

という選択はアリだなと感じています。

しかし一方で、
何度転職してもうまくいかない人もいます

中には、
キャリアアップのための転職と言いながらも
行き先が見えなくなり、

「前の会社が良かった」
「新卒で入った会社が一番良かった」

という状態になる人もいます。

実は、このような状態になってしまう人には
共通点があります。

今回は、
転職を繰り返しても
うまくいかない人の共通点をお伝えします。

転職を考えている人は、
今回の話を読んだ上で、
改めて転職の目的を振り返ってみてくださいね。

目次

次々と転職を繰り返す人の共通点

転職がうまくいきづらい人は、

 「今の環境が嫌で辞めていく」

ことが多いです。

特に人間関係や、自分が評価されないこと
に不満を感じる人が多い
ですね。

人間関係が嫌になって転職しても、
転職先でも同じようなトラブルを
抱えてしまいます。

なぜなら、
人間関係は自分が変わらないと解決しないからです。

想像してみてください。

  • 上司とそりが合わない
  • 先輩とうまく付き合えない
  • 同僚が使えない

これって、自分が働いている会社
特有のものでしょうか。

人間は感情的な生き物です。

好き嫌いがあるので、
合う人と合わない人がいますし、
得意、不得意の分野も違います。

ハラスメントのような行き過ぎたことを
する人は論外として考えると、

上司や同僚とどう接すれば
自分が楽に仕事ができるようになるか

を学び乗り越えなければ、
たとえ転職しても
同じような問題に直面することになります。

また、
自分が評価されないことに不満を感じる人は
自分が正しいと思うことが会社で通らないのは
上司や環境のせいだと考えている場合があります。

何が正しいのか。

これは誰にもわかりませんし、
人によって考え方は違います。

そんな中で自分にとって正しいことだけを
貫き通すのは無理
だといってもいいでしょう。

もし、どうしても貫き通したければ、
周りへの根回しをして、
自分の正しいと感じることを
理解してもらう必要があります。

ですが、このタイプの人は
それをせずに不満だけ言うことが多いです。

「組織を動かすことができない人」とも言えますね。

組織全体のことを考えず
自分のことだけ考えて判断する人は
他の会社に行っても同じことで不満を感じてしまうでしょう。

人間関係などの不満はどう解消するか

とはいえ、人間関係の不満は
誰にでもあるものです。

それをないことにはできませんし、
相手を無理に受け入れる必要はありません。

ではどうすればいいかというと。

受け止めずに、受け流す練習をしましょう。

例えば、嫌味を言われたら

「あの人は昔からこういうことを言われてきたんだな」
「人間にそっくりな動物が何か言ってるな」

などと置き換えてみましょう。

うまく置き換えられなければ、
少し席を立って身体を動かしてみてもいいですね。

  • 両手を上に伸ばしたり
  • 軽くジャンプしてみたり

身体を動かすことで、
自分の中でイラっとしたことを受け流したり、
気持ちを切り替えることで忘れてしまうのが一番です。

自分自身が変わらなければ、たとえ転職しても
何度も同じことを繰り返すことになるので、
ぜひこの技を習得してくださいね。

転職を繰り返すのはアリか

ここまで読んでくださった方の中には、

「そもそも転職をくりかえすこと自体、
よくないことなのでは。」

と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

これは考え方次第ですが、
私は軸ずらし転職、はありだと考えています。

軸ずらし転職は、
今まで経験してきたことを生かしつつ、
他のことにも挑戦する転職方法

例えば、

  • 3年で営業を学ぶ
  • 営業の経験を活かして次の3年は企画の仕事をする

このような、
会社の人事異動のような転職はアリです。

自身の提供価値をずらして重ねていくことは
キャリアを掛け合わせることに繋がるはずなので、
市場価値の向上にもなります

ですが一方で、

「今の環境が嫌だから」

という理由で、
同業内での転職を繰り返すのは、
おすすめしません。

なぜなら、同業内でだけ転職を繰り返してしまうと、
社会人歴は長いのに、同じような仕事しかできない状態に
なる危険性があるからです。

自分の価値は変わらないのに、
社会人歴だけ伸びていくということは、
その分自分の価値が減ってしまうことにもなりかねません。

自分の専門性を磨くのか、
自分のできることを増やし重ねるのか。

キャリアを高めたいのであれば、
自分が将来どうなりたいのかを考えて、
選択する必要があります。

まとめ

いかがですか。

今回は、転職を繰り返しても
うまくいかない人の共通点をお伝えしました。

この話をしたのは、
最近、出戻り転職の話をよく聞くからです。

以前退職した方がまたうちの会社に戻ってくる。

これは嬉しいことでもありますが、
それは同時に、その人の転職がうまくいかなかったことを
さす場合もあります。

何が正解かは誰にも分かりませんが、
もし今回の話を読んでくださった方の中で

「今の職場環境に不満がある」

という理由だけで転職を考えている方が
いらっしゃるのであれば、
他の選択肢を探してみてもいいかもしれません。

今回はこれで終わりにします。

ではまた。

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この記事を書いた人

30代会社員。人事歴10年。自分磨きアドバイザーやってます。
これまでの人事経験をもとに、自分と向き合うことを大切さを発信。
面談・面接実績は3000件以上。
自分磨きや転職に関する記事を週2回更新しています。
Kindle本を出版し4カテゴリで1位を獲得。よければぜひ読んでください。

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