「会社の離職率を下げたい。
でも、自分にできることなんてない。」
こんなこと、思ったことはありませんか。
離職率を下げるために、
多くの会社が様々な施策を行っています。
福利厚生を充実させる、というのも
その1つに挙げられますよね。
とはいえ、実際にはなかなかうまくいかない
会社の方が多いのが実情です。
ですが、
今すぐできることでも
離職率は下がるかもしれません。
今回は、意外と知られていない、
離職率を下げるために今すぐできることを
お伝えします。
社員の顔と名前を覚える
![](https://lapislazuli-blue.com/wp-content/uploads/2022/07/21-1024x614.png)
- 違う部署の先輩が自分の顔を覚えてくれていた
- 会社の役員に自分の名前を呼んでもらえた
- カフェの店員さんにいつもありがとうございますと言ってもらえた
あなたはこれまでに、
こんな経験で嬉しくなった経験、ありませんか。
私たちは、誰かから顔や名前を覚えてもらっていると
嬉しくて、相手に親近感を持ちます。
この効果、実は結構大きくて、
顔と名前を覚えてもらっていると感じる人は
- 離職意向が低く
- 仕事へのモチベーションが高い
という調査結果もでているほどです。
どうして顔や名前を覚えてもらっているだけで
このような結果が出るのかというと…。
一般社員は顔と名前を覚えてもらっていないと感じている
![](https://lapislazuli-blue.com/wp-content/uploads/2021/06/woman-3435842_1920-1024x683.jpg)
顔や名前を覚えてもらっている。
たったこれだけで離職率が下がるかもしれない、
という話を聞いて、「本当に?」と疑問を持たれた方も
いるかもしれません。
なぜこのような結果が出たかというと、
実は一般社員の半数以上の人は、
社内の人から顔や名前を覚えてもらえていない
と感じているからです。
確かに、自分の部門やチームであれば
顔や名前を覚えていて当たり前ですよね。
ですが役員をはじめ、
自分が普段一緒に仕事をしていない人に
顔や名前を覚えてもらっているかというと…
どうでしょうか。
実際に私は、人事の仕事をしていても
あまり覚えてもらえていないのではないかと
感じていました。
実際どうなのか、ではなくて
その人がどう感じているのか、で考えると
「あまり覚えてもらえていないのでは」
と感じている人は少なくなさそうです。
顔と名前が「覚えられている」と感じるとこんないいことが…!
![](https://lapislazuli-blue.com/wp-content/uploads/2022/08/57-1024x614.png)
調査結果によると、
顔と名前が「よく覚えられている」と感じる人は
離職意向が低く、仕事への意欲が高いだけではなく、
会社への満足度が高い
という結果も出ています。
特に、若手の職員が役員や本部長のような人に
顔と名前を覚えてもらえていたと分かったら嬉しいでしょうし、
自信にもつながりそうですよね。
実際に私も、とある役員の方が
自然と私に呼びかけてくださったことがあって、
一般社員の私なんかの顔と名前を覚えてくださってるんだと
嬉しくなったことがあります。
個人差はあるでしょうが、
私にとって役員に声をかけてもらえることは
「明日も仕事頑張ろう」と思える出来事でした。
ですので、この調査結果を見た時も
とても納得でした。
自分の居場所と感じられるかどうか
![](https://lapislazuli-blue.com/wp-content/uploads/2022/08/54-1024x614.png)
実は、「顔と名前を覚えられている」ことで
仕事へのモチベーションが高まるというのは
脳科学や心理学的な観点でも説明できます。
人間は自身が属する
コミュニティがあることを求めます。
これは、幼少期から生じる本能的な欲求で、
大人になっても「自分の居場所」があることで
安心することができます。
そして私たちは、
顔と名前を覚えられていることによって、
その場所を「自分の居場所」だと感じることができるんです。
「知っている人がいる」というだけで安心できたり
親近感がもてたという経験、ありませんか。
これも知っている人がいることで、
自分がいてもいい場所だと感じられるからです。
逆に、居場所がないと不安を覚えやすく、
仕事に対して十分に力を発揮しづらい環境で
働き続けることになります。
自分の職場なのに、どことなくアウェー感があると、
せっかくの力が十分に発揮できないので
とてももったいないことになります。
「顔の見える」組織運営をしていくこと
これはとてもアナログ的な考え方のように聞こえるかもしれませんが、
組織運営をする上で大切なことなんです。
まとめ
![](https://lapislazuli-blue.com/wp-content/uploads/2022/07/20-1024x614.png)
いかがですか。
今回は、顔や名前を覚えてもらっているだけで
仕事のモチベーションが上がる理由をお伝えしました。
顔や名前を覚えるだけ、と聞くと
「そんな簡単なことで?」
と思うかもれません。
ですが、意外と相手の名前を
サラッと呼べる人は少ないかもしれません。
そして、調査の結果によると
自分が相手を覚えていることも大切なんだとか。
社内の人の顔と名前をよく覚えている人ほど、
会社への満足度やモチベーションが高い人の割合が
増加していることが分かっています。
顔と名前を覚えることによって
- 社内の人とのコミュニケーションが活発になる
- 仕事もスムーズに進みやすくなる
その結果、仕事へのモチベーションや
会社満足度が上がるのではないかと言われています。
ですので、顔と名前を覚えられるだけでなく、
覚えることもモチベーション高く働くためには大切です。
よければ今日から、相手の顔や名前を
覚えて声をかけてみませんか。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
コメント