リモートワークは認めない
私の会社ではお客様に対面でサービス提供をするため、
原則リモートワークが認められていません。
ですので、スタッフから
週1でいいからリモートワークがしたい
と言われても、なかなか認めることができません。
社会ではこの2年間、
- リモートワークOKの企業に転職したい
- フルリモートワークの企業がいい
と希望する人が激増しています。
フル出社に戻るのを機に
転職活動に踏み切る人の話も
聞いたことがあります。
ところがその一方で、
最近は逆の声を耳にすることも増えてきました。
今の会社ではこれからもリモートワークが続く。
出社できる会社に転職したい。
今回は、この逆の声が出てきた理由について
考えてみました。
意外にもこんな人たちからの声が…
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出社したい。
実は、こうした声は、
20代~30代のひとり暮らしの人
に多くなってきました。
自宅が手狭であることから、
- 閉塞感がある
- オン・オフの切り替えがしづらい
- 仕事に集中力が切れてしまう
という声が上がっています。
また、
- 社員が集まるときはコワーキングスペース
- オフィスが縮小され、行ってもほとんど人がいない
という状況で、
寂しさや孤独を感じている人も少なくありません。
特に4月は
- 新年度スタートのキックオフ
- 新入社員歓迎会
のように社員一同がリアルで集まる機会がありました。
5月は連休などもあり、
オフラインで会える友人などと会えた人もいるでしょう。
そこで仲間と楽しい時間を過ごして、
直接会うともっと楽しいと実感した人も多いようです。
仕事の喜びやモチベーションの源は、
人とのコミュニケーションにある。
最近うちの会社に転職してきた社員がそう言っていましたが
正にその通りだなと感じます。
マネージャーも悩んでいる
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もしかすると、若手以上に
マネジャークラスの人はリモートワークに
悩みを抱えているかもしれません。
- 姿が見えないので、適切なタイミングでサポートできない
- 評価が成果に偏りがちで、頑張りを評価してあげられない
- アピールが上手なメンバーとそうでないメンバーの差が出る
前の部門で、私の上司がよくいっていました。
職場にいれば話しかけやすいですが、
リモート会議を設定してまで確認すべきなのか
と迷ううちに、後手に回ってしまうこともありますね。
また、業務が細分化されていない領域の仕事では
発生した業務を手分けして対応しますが、
- これは僕がやっておくよ
- あなたは今たくさん業務があるから私が手伝うよ
といった臨機応変な対応が難しくなっていますし、
オフィスでのささいな雑談から新しいアイデアが生まれる
機会も減っています。
もちろん、
リモートワークによって生産性が上がった事例も多数ありますが、
オフィスでの対面コミュニケーションの価値が
見直されているのも事実です。
最近増えてきた「ハイブリッド型」
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こうした背景から最近増えてきたのは、
「リモート+出社」のハイブリッド型です。
よくお話をする企業の担当者も
「週2出社、週3リモート」
で働いているそうです。
- リモートの方が生産性の上がる仕事
- 出社した方が生産性の高い仕事
このようにバランスよく働ける環境の話を聞くと、
私もこの働き方に時々、憧れてしまいます。
まとめ
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いかがですか。
今回は、
リモートワークをやめて出社したい、
という声がでてきたことについて、
その理由を考えてみました。
リモートで働く。
この働き方が定着しつつあるので、
以前と全く同じ働き方をする企業は減ることと思います。
特に今の時代、企業にとって「フル出社」を
義務付けるのは得策とはいえません。
優秀な人材が「リモートワーク可」
を条件に企業を選ぶ傾向があるからです。
柔軟性が高い働き方によって生産性を高め、
利益をもたらせる人材を獲得するためにも、
リモートワーク制度を持っておくことは大切です。
しかし同時に、
社員がコミュニケーションを通じて成長したり
意欲が高まる場所・機会を設けることも重要です。
そう考えると、ハイブリット型の働き方ができる企業は
様々な可能性を秘めているのではないかなと感じました。
チャットツールに気軽な雑談スレッドを設けて皆で投稿したり
週1回はオフィスに集まってランチをとりながら雑談する時間を設けたりと、
コミュニケーションを絶やさない工夫をしてきました。
これは一例で、最近はリモートワーク環境でのコミュニケーションを
促進するツールがいろいろと開発されています。
組織にとって最適な働き方を確立できるまで、
リモートワークのデメリットをこうしたツールも活用してカバーできればいいですよね。
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