誰かを評価する。
誰かを指導する立場になると、
相手を評価する場面がでてきます。
他にも、スタッフを採用する時は
応募者を評価することもあります。
このように、
意外と誰かを評価する場面は多いです。
評価方法は会社によって様々ありますし、
何が正しくて間違っているのかという判断は
きっと誰にもできないでしょう。
ですが、
「本当にその評価でいいですか」
と尋ねたくなってしまう評価をしている人を
見かける機会もあるんです。
今回は、人事として3,000人以上の人と
面談・面接をしていきた私が、
評価するときに注意しているポイントを
お伝えします。
評価項目の比重を変える
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誰かを評価する時には、
必ず評価項目があります。
項目に従って評価をしますが、
全ての評価の比重が同じかと言われると、
場合によって変えたほうが適切だと感じます。
例えば、評価項目が
「能力・知識・コミュニケーション能力・行動力・体力」
の5項目だとします。
基本項目は同じだとしても、職種によって
重視する項目はおそらく違ってくるはずです。
営業職の人であれば
コミュニケーション能力の比重を高めるかもしれませんし、
経理職の人であれば
経理としての能力の比重を高めるかもしれません。
その会社がどのような人材を必要とするかで
重視する項目は変わるはずなので、
「この項目は1.5倍で考える」というように
比重を変えて考える必要がありそうです。
全体に影響を与える項目を確認する
![](https://lapislazuli-blue.com/wp-content/uploads/2022/08/53-1-1024x614.png)
では、比重を変えるだけでうまく評価できるのか、
というと、それだけでは少し不足感があります。
なぜなら、項目の中には
全体に影響を与える項目もあるからです。
例えば、
「新店舗をオープンするからスタッフを募集する」
という画面で、先ほどの項目にあった、
「体力」
という項目を見てみましょう。
新店舗をオープンする場面では、
その店が軌道にのるまで、
とにかく人を充足させて回転率を
上げる必要があるとします。
そのような時に、
- 週5日、元気に働いてくれる普通の人
- 能力は高いが体調を崩しやすく、実質週4日勤務の人
の2名が応募してきたらどちらを採用しますか。
職場への貢献度で考えると、
この場面では前者の人の方に来てほしくなります。
なぜなら、能力が高くても
4日しか来れないとなると、1日分の貢献が0になるからです。
もちろん、他の要素も含めて考えると
この考えが全てという訳ではありませんが、
場面によっては、その項目が満たされないと、
そもそも評価基準に満たないことがあります。
他にも、サービス業界でお客様と直接接する仕事なのに、
コミュニケーション能力が低すぎたらどうでしょうか。
うまくコミュニケーションがとれないなら、
能力が突出していなくてもいいから
平均的な人を採用したい
と思われる人が多いでしょう。
このようなケースだと、
コミュニケーション能力が〇点以下の場合は
その時点で対象外とする考え方が必要かもしれません。
このように、1つの項目として考えるのではなく
他の要素と関連付けて考えたり、
前提の条件として定めた方がいい項目もあることを
知っておくといいですね。
時間軸によって評価基準を変える
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他に考えておきたいのは、
「時間軸」です。
事業への投資は、
将来性を考えることが大切だ
と言われています。
人の評価でも同じことが言えます。
特に採用をする場合では、
- 現在のその人の力
- 将来のその人が出せそうな力
どちらを重視するかで採用方針が変わります。
今すぐ力ある人材が必要であれば、
現在持つ力で判断しますが、
長期的に見るであれば、
将来の伸びしろがある人を採用するかもしれません。
会社の事業方針によっても変わることがあるので、
事前に事業方針と採用したい人材のイメージが合っているのか
すり合わせが必要です。
まとめ
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いかがですか。
今回は、人を評価する方法について
私が意識するポイントをお伝えしました。
人が人を評価するのはとても難しいですし、
そもそも絶対的に正しい評価なんてありません。
そもそも、評価をするという考え方が
あまり好きではない人もいらっしゃるかもしれません。
ですが、
自分の強みを活かして
会社から評価されることはとても大事です。
そして同様に、
会社の一員として誰かを評価する立場にいるなら、
偏った評価をしないことはとても大切です。
評価項目の比重や関連性を考えながら
ルールを設定していくのは難しいですが、
誰かを評価する立場であれば、
今回の話を頭の片隅に入れていただけると嬉しいです。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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