突然ですが、
あなたは役員と話をする機会がありますか。
私は今の部門に来てから、
月に一度、役員への報告会に参加しています。
その役員の方とは、
前の部門にいた時から話すことがあったのですが、
定期的に話を聞くようになって改めて気づいたことがあります。
それは、
アドバイスが的確すぎる
ということです。
アドバイスの伝え方も
相手の状況を見て、ちょうどよい言葉を
かけられているのが良くわかります。
相手にピッタリの言葉を伝えて
相手を鼓舞することができる人。
かっこいいと思いませんか。
そう思ったので、今回は
的確なアドバイスができる人の共通点をお伝えします。
正反対のことを成り立たせる
ズバリ、的確なアドバイスができる人は
バランス感覚がある人です。
特にアドバイスが上手い人は
正反対の性質をあわせ持っているような振る舞いができます。
- 柔軟だけど芯がある
- 具体的だけど抽象的な捉え方ができる
- 情を理解し、理を大事にする
- 違いを知った上で、同じ方向に目を向ける
一見、相反するようなことなのに
うまく使い分けて相手に伝えることができるので、
バランス感覚があると表現しました。
周りにいる同期や上司よりも
物事が大局的に見えていたり、
他の人が気が付かないことに気が付くので
時には疎まれることもあるかもしれません。
ですがそれは、周りにいる人ができないことが
できてしまっているからこそ。
もしあなたがこのようなことができる人であれば
ぜひ強みとして伸ばしていってくださいね。
温和な雰囲気をもっている
もう1つ、的確なアドバイスができる人の
共通点があります。
それは、温和な雰囲気をもっていることです。
もちろん、的確なアドバイスができる人なので
「実績」や「スキル」は一定以上持っていることが前提です。
ですが、実績やスキルがあっても
相手を萎縮させてしまうようでは、
例えばアドバイスができたとしても
相手が鼓舞されることはないでしょう。
雰囲気は、その人の話し方や
空間の作り方によって大きく変わります。
例えば、相手が安心してくれる空間を作ったり、
気持ちよく意見が出せる雰囲気にしてみたり。
アドバイスは、
相手とコミュニケーションがとれなければ
相手に響くことはありません。
- この人はどんなことを考えているんだろう
- この人に相談してみたい
そう思ってもらえることが欠かせません。
時には過大評価されてしまうくらい、
相手の声を聞ける雰囲気作りは大切です。
成功している人に温和な人が多い理由
とはいえ、仕事で結果を出している人が
昔から温和だったかというと、そうではありません。
むしろ、昔は厳しい上司だったという人が多いです。
特に、もともと仕事の能力が高い人は、
当たり前の基準が高いことが多いので、
「これぐらいはできて当たり前」
と思い込んで失敗することも多いといいいます。
このような人がなぜ温和な人だと思われるかというと、
これまでの失敗を通して他人とのギャップに気づき、
部下との関係を再構築してきたからです。
例えば、
もし部下の限界が分からずに負荷をかけ過ぎても、
部下の不満が高まっていることに気づいて
対応してきた。
このように、相手とのコミュニケーションが
足りないことで起こった問題を自分で気づき
解決してきたからこそ身につけられたスキル。
それが、温和な態度を保つことにつながっています。
まとめ
いかがですか。
今回は、的確なアドバイスができる人の
共通点についてお伝えしてきました。
的確なアドバイスができる人は
天性の才能を持っている訳ではなく、
様々な経験を通して、状況を把握しながら
相手に合わせて話ができるようになった人が多いです。
もしあなたが、誰かにアドバイスをしたいと
思ったのであれば。
今回の記事を思い出してください。
何かの参考にしていただけたら嬉しいです。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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