就職や転職、昇格。
社会人になってからというもの、
ここぞという場面で試験を受ける。
こんなことって意外と多いですよね。
大事な場面だからこそ失敗したくない。
そう思って
試験に向けて勉強をする人が多いでしょう。
でも、試験当日。
試験内容を見た瞬間に、
「あれ、こんな問題答えられない…」
こんな経験したこと、ありませんか。
そして、焦ってしまった結果、
勉強の成果が出せなかった
という方もいるのではないでしょうか。
自分の力を出しきれずに
悔しい思いをしたことがある人は
少なくないはずです。
このような状況になるのは、多くの場合、
「あること」をしなかった、または足りなかった
ことが原因です。
今回は、この「あること」、
「復習」についてお伝えします。
十分な復習、できてますか
「復習」の大切さ。
言われるまでもなく分かっている、
という方が多いでしょう。
きっと、復習がどうでもいいと思っている方は
いないですよね。
ですが、こう質問されたらどうでしょう。
「復習は十分にできていますか」
この質問に、間髪入れずに
「はい」と答えられる人は
ほとんどいないと思います。
私たちは無意識のうちに、
自分がやったことをよく捉える傾向があります。
ですので、十分に復習していなくても、
復習した直後は、「十分に復習した」
という錯覚に陥ってしまいます。
「復習した自分」を無意識のうちに評価して、
実際よりもよく理解ができているように感じてしまいます。
ですので、十分に復習をするのであれば
「しっかり復習した」と感じた後で
もう少し復習を続ける必要があります。
これができる人とできない人で、
本番の出来が違ってきます。
「自分に優しく他人に厳しい」私たち
私たち人間は
「自分に優しく他人に厳しい」生き物です。
もちろん全員ではありませんし、
中には「自分に厳しく他人に優しい」人もいます。
ですが、多くの人は
無意識のうちに自分に甘くなりがちです。
その理由は、自分が一番、
これまでの自分の頑張りを知っているからです。
一方で、自分以外の人が
どのような苦労をしているのかイメージしづらいので、
他人には厳しくなりがちです。
例えば、スポーツ観戦などで
「アレはだめだよ」
「自分ならこうする」
と批判する人、いますよね。
ですが、そういう人に限って、
そのスポーツを実際にプレイしたことが
なかったりします。
プレイできたとしても、
少しかじった程度でしょう。
私自身も似たような経験があります。
少し前からYouTubeでゲーム実況をしていますが、
実際に実況をするまでは他人の動画を見て、
「うーん、いまいちだな。」
なんて思っていました。
ですが実際にやってみると、
実況の難しさを痛感しました。
プレイに集中したら無口になってしまうし、
声もこもってしまうので、思った以上に
盛り上がらない動画になったこともしばしば。
やってみて初めて相手の苦労が分かる。
と言いますが、本当にその通りですね。
経験して初めて、相手がやっていることを
フラットに見ることができます。
自分の頑張りを「客観的に見る」
それでは、
自分の頑張りを正しく見るためには
どうしたらいいのか、と思いますよね。
私のおすすめは、
「自分を客観的に」
見てみることです。
とはいえ、
自分を客観的に評価するというのは難しいものです。
そこで一つの目安をお伝えしておきます。
それは、
自分の評価よりも１～２割減で、
自分の評価を点数にしてみることです。
人によって割合は変わるので調整は必要ですが、
この考え方を知っておくと、自分を無意識に
甘やかす頻度を減らすことができます。
まとめ
いかがですか。
今回は、ここぞという場面の
試験に失敗しないために知っておくといい内容を
お伝えしました。
実は、この考え方は
仕事でも大いに活用できます。
「何とかなるだろう」
という気持ちで臨んだプレゼンで、
思わぬ失敗をしてしまった。
なんて話、聞いたことはありませんか。
今回お伝えした内容のように、
自分を客観的に見て、本当に上手くできるのかを
見直していれば、結果が変わったかもしれません。
自分に厳しくしすぎるのはよくありませんが、
時には自分を客観的に見る、という
考え方で見つめ直してみるといいかもしれません。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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