音楽を聴きながら仕事をする
スマホを見ながら食事をする
何かをしながら、他事をしている人は
多いのではないでしょうか。
SNSが普及し、これからは耳の時代がくる
とも言われている現在。
ますます色んなことをやりたくなる反面、
マルチタスクのデメリットについても耳にします。
そこで今回は、マルチタスクのメリットとデメリットを
お伝えします。
合わせて、私はこの事実をどう捉えるかについてもお話します。
「ながら」で何かをしている方は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.マルチタスクのメリット
メリットは、この2点です。
✓ 同じ時間で複数の作業をこなせる
✓ 作業効率が落ちても結果的に多くの結果が得られる
私が「ながら」作業をしている理由もこの2つにあります。
どんな人も1日は24時間。
やりたい事がたくさんあるなら同時にするしかない、
と思いながら取り組んでいます。
もちろん、作業効率が落ちることもあるでしょうが、
✓ 手が離せないけど耳で聞ける
というシチュエーションは結構あったりしますから、
活用しない手はないかなと思っています。
2.マルチタスクのデメリット
心理学では、以前からマルチタスクの
悪影響について提言されています。
特にデメリットが大きいと言われている理由は
以下の2点です。
✓ 効率が落ちる
✓ 時間感覚がおかしくなる
(1) 効率が落ちる
ある研究によれば、現代人がひとつの作業に
集中して取り掛かれる時間はたったの15分。
一旦、作業が中断すると、
再びもとの作業に取り掛かるまで25分かかります。
さらに、他のことをしながら作業をした場合、
脳の回転や集中力など、全ての面で
生産性は40%下がり、ひとつの作業を終えるのに
かかる時間と作業ミスが起きる確率が50%増えます。
「ながら作業」はここまで効率の悪いものだということを
私たちは知っておく必要があります。
(2) 時間感覚がおかしくなる
これは、ここ数年の社会心理学の研究により
わかってきたことです。
「ある作業から別の作業へ何度も注意を切り替えると、
その度に時間に対するプレッシャーは増える」
と言われており、
脳が時間が細切れになったかのように思い込み、
常に時間に追われているように感じてしまうようです。
研究者の間では、
「時間汚染」
と呼ばれている程のものなんです。
でも、
常にあれもこれもやらないと、と
常に時間に追われている感覚に陥ったこと、ありませんか。
心当たりがある人は、
脳に忙しいと感じさせてしまっているかもしれません。
3.デメリットの解消方法
デメリットがあっても、マルチタスクで少しでも効率を上げたい、
という方に向けて、デメリットを軽減できる方法をお伝えします。
それは、
あらかじめ脳を切り替えるタイミングを決めておく事
です。
タイミングを決めておくと
「次の時間が決まっている」と脳が安心し、
作業を替えても時間が細切れになった感覚が起きず、
安心して作業に打ち込むことができます。
実際に私もやってみたのですが、
確かに、変な焦り方をすることなく
スムーズに仕事を切り替えられました。
タイミングの良いところまで進められないことも
あるかもしれませんが、予定通りに進めることで
頭が整理できるので、これはオススメできます。
時間を決めているので、ラストスパートもかけやすく、
結果として効率は良かったのではないかと考えています。
4.まとめ
いかがですか。
今回はマルチタスクのメリットとデメリットを
改めて考えました。
私はこれからもマルチタスクを活用する予定です。
ですが、しっかりと時間を決めて、
上手に自分の脳と付き合っていくことにしました。
時間に追われているなと感じたら立ち止まる。
そして、自分の状態を客観的に振り返りながら
時間を有効活用できれば、有意義な時間を過ごせるのではないでしょうか。
今回の記事が、何かのお役に立てれば嬉しいです。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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