自己流の断食が危険な理由 体験談あり

・痩せたいけど運動する時間がないから断食してみようかな
・摂取カロリーを減らせば人間やせるはず
・断食が効果的っていう記事を見たことがある気がする
(でも身近にやってる人いないから本当に大丈夫か不安)

本記事は、このようなことが気になっているというあなたの疑問に答えます。

  • 知識のない断食は危険!
  • 実施方法を調べて、実施期間や方法に則って行いましょう

この記事を書いている私は、実際に学生時代に極端な断食を行った経験があります。
結果、半年間で筋肉量や食欲が激減、魚一匹すら食べられない状態になり周りに迷惑をかけてしまいました。
痩せたいという気持ちは誰よりも分かっているつもりです。
だからこそ、私のように行き過ぎた方法をとる前に本記事を見てみてください。

自己流の断食が危険な理由・終わりを自分で決めることができてしまう
・食べないことがいい事だという錯覚に支配される
・自分の思考が狭くなり、自分の状態が分からなくなる

実体験:知らない間に体が弱りまくっていた話

痩せたいという気持ちが強い人は、これまで色々なダイエットを試してきているでしょう。
食事制限やウォーキングなど、様々な手法をとって、それでも物足りないという方が断食という手段をとるという話をよく聞きます。

少なくとも私はそうでした。
なんとしてでも痩せるという思いで、大学から一人暮らしができる様に家から通えない大学を受験。
学生寮に住むことになりましたが、両親からの自立には成功しました。

しかし、学生寮には痩せていて可愛らしい女学生がたくさん。
私は少しでも早く痩せなければ!という思いを強くし、断食という手段をとることにしました。
私にとっては大学生活開始直後の断食ダイエットが最終手段だと思っていたのです。
この時点で自分が納得できるまで続ける、と終わりのない目標を立て断食生活を始めたのが間違いの始まりでした。

断食をしていることがバレないように、昼食は大学で友人ととり、朝と夜は水だけ。
昼食も寮で作った(冷凍食品ですが)小さなお弁当を食べたり、忘れた日は素うどんを食べる等極力カロリーをとらずに生活。
最初はお腹もすきましたが、継続できている自分に酔っていたのでしょう。
食べないことが良いことだと頭の中で置き換えてしまっていて、今日もやりきった、という謎の達成感を持っていました。

このような生活を続けてどうなったか。
以下の通りです。

その1:一人で自転車をおこせなくなる

ある日自転車から落車した際に立ち上がろうとしたら、自力で起き上がれなくなっていました。
おそらく、筋肉量が少なくなっていたのでしょうが、その時は調子が悪いな、位にしか思っていませんでした。

その2:空腹が快感だと感じるようになる

お腹に何か食べ物が入っていると気持ち悪いな、と感じるようになり、夜ご飯を友人と食べにいったあとは自室で食べたものを吐き出して寝るようになりました。

その3:友人と一緒にいてもご飯が食べられなくなる

秋には友人達と寮で一緒にご飯を食べている時に、私は魚一匹すら食べられない状態になっていました。

ここで、友人にめちゃくちゃ怒られて、ようやく自分の状態がよくないのか、と考えるきっかけを持てました。
正直言うと、怒られている最中は、「何故自分が怒られているんだろう」とという気持ちでした。
友人に心配をかけてしまったので謝った、
という感覚でした。

こうして、私の約半年に渡る断食生活?は終了しました。
しかし、私の場合はここから以前の生活に戻ることはできませんでした。

1日3食に戻そうとして、自分の食事量が激減していることに気づきました。
食べようと思っても、もう胃が食べ物を受け付けてくれなくなっていて、戸惑ったのを覚えています。
ちなみに、幸いにもその後数ヶ月で食事量は増えて、1日3食食べられるようになりましたが、

・食事量は友人と比較して7割程度(脂の乗った魚などは今でも食べるのしんどい)
・体力が落ち数年間は毎年インフルエンザ感染(今は適度な運動をしてだいぶ体力戻ってきました)
・生理周期が不定期
・皮膚が荒れて皮膚科通いに

等々、これまで以上に悩み多き人生になりました。

断食期間で確かに5キロ以上減りましたが、今思うとこれは筋肉がなくなっていく過程だったんだろうと思います。
もし私が大学1年生に戻れるのであれば、絶対断食という手段はとりません。
筋肉量増やすために運動します(笑)

最近話題の「ファスティングダイエット」の実施期間を調べてみた

最近は「ファスティングダイエット」という言葉で断食が話題となっていますね。
気になって、適切なファスティングダイエットの期間を調べてみました。
何日程度だと思いますか?

答えは1日~7日です。
目的により期間を決めるようですが、ストイックに行う場合も7日までのようですね。
前後に準備期間と回復期間を設けると2~3週間かかるようですが、それでも期間が限定的であることがわかります。

そりゃあ私、体調崩しますよね。。。

自己流で何かに取り組む時に怖いのは、何が良くて何が悪いのか、基準が決められていないことです。
「守破離」という言葉にもある通り、まずは知識や経験ある人から方法を学んでやってみる、ということが
大切なのだと私は身を持って経験してきました。

私なら大丈夫、と思っている方もいるかもしれませんが、そんな例外などありません。
何かをまず始めてみる、という気持ちは素晴らしいと思いますが、まずはその道の方の話を聞いてみることが
リスクが低く、一番の近道になるかもしれません。
そして、痩せたいという方は、是非健康的な方法を実践してください。

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この記事を書いた人

30代会社員。人事歴10年。自分磨きアドバイザーやってます。
これまでの人事経験をもとに、自分と向き合うことを大切さを発信。
面談・面接実績は3000件以上。
自分磨きや転職に関する記事を週2回更新しています。
Kindle本を出版し4カテゴリで1位を獲得。よければぜひ読んでください。

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