【判断基準】向いていないと感じる仕事は辞めるべきか

この仕事、自分に向いていないかも…

こんなことを考えたことはありませんか。

今の自分の仕事に対して、

悩まれている方は多いことと思います。

私は仕事柄、色んな人から仕事の相談を受けますが、
仕事に向いていないかも、という話もよく耳にします。

今回は、仕事への向き合い方や、
仕事の向き不向きの判断方法をお伝えします。

１．「仕事が向いていない」と思う理由

今の仕事が自分に向いていない、と感じる理由として
以下の３点をよく耳にします。

（１）理想と現実のギャップが大きい

多くの人が、仕事の理想と現実の差が大きく悩んでいます。

ギャップが大きいほど、仕事に対する意欲が低下して
「自分にはこの仕事は向いていないのでは」
という気持ちが強まります。

（２）自分に自信が持てない

自分に自信を持てない場合、
仕事が向いていないと感じることが増えます。

年数が経つと「できて当たり前」と思われて
プレッシャーを感じる事が増えますよね。

また、
「同期と比べて仕事ができない」「仕事を任されてない」など、
人と比較して自信を失う人が多いです。

（３）ストレスを感じる

リーダーやマネージャーなど、責任ある立場では特に
「自分に務まるのだろうか」「失敗したらどうしよう」
という不安から過度なストレスを受ける場合が多いです。

職場の人間関係によるストレスから、
他の仕事、職場のほうが自分に合っているのではないか、
と感じることが増えたりします。

あなたも、この中のどれかに当てはまっているのではないでしょうか。

２．仕事の向き不向きの判断方法

「今の仕事は自分に向いていないかもしれない」
と相談を受けた時、私は必ず以下の質問をしています。

この３つの質問に答えてもらうと、
今の仕事の向き不向きを判断しやすくなります。

（１）仕事が価値観と合っているか

自分の価値観に合った仕事ができているか。

その人が持っている価値観や考え方、
大切にしているものと重なる部分がある仕事かを質問します。

価値観に合った仕事をしていると満たされた気持ちになりやすく、
合わない仕事をしていると、ストレスがどんどん蓄積します。

自身の価値基準とあまりにもかけ離れた仕事をしているとしたら、
その仕事は向いていないと判断する一つの基準となります。

（２）働きがい・やりがいがあるか

次に、今の仕事に対して、
働きがい・やりがいを感じられるかを質問します。

多くの場合は、やりがいか働きがいのどちらかは持っていますが、
やりがいも働きがいもないとしたら、
その仕事は向いていないかもしれません。

（３）成果が出せているか

向き不向きという点だけで考えると、
成果が出ているかも大切なポイントになります。

仮に自分が今の仕事に向いていないと思っても、
成果につながる仕事ができている場合は、
向いている仕事である可能性があります。

「成果はある程度出ているけれど、
今の仕事が向いていないように感じる」

という場合も、
「今の仕事を続けられる」と思えるなら、
もう少し様子を見てもいいかもしれません。

※向き不向きはすぐに判断できないことを知る

時々、少しでも嫌なことや、不満があるとすぐに
「自分にはこの仕事は向いていない」
と判断する方がいますが、それは少し見切りが早いかもしれません。

仕事は

「続けてみないと分からないこと」

があります。

一定期間続けることで能力が高まり、できることも増えます。

その結果、今の職場での可能性が広がり、能力が発揮できる
という場合もあることを知っておいてくださいね。

３．まとめ

いかがですか。

今回は「今の仕事が向いていないかも」という方に向けて、
そう感じる理由や、あなた自身に問いかけてみてほしいことを
お伝えしてきました。

仕事の向き、不向きについて迷うことは誰にでもあります。

しかし、今の仕事が向いていないと感じても、
あなたのやりたいことがあって、
自分次第で状況を改善できるのであれば、
辞めるのはまだ早いかもしれません。

もし仮に、上司や同僚から「向いていない」と言われても、
鵜呑みにする必要はありません。

最後に決めるのは「あなた自身」です。

自分の意思で続けていくと決めたのであれば、
あなたの努力次第で上司の評価を覆せるかもしれません。

あなたの人生が、より充実した人生になるよう
応援しています。

今回はこれで終わりにします。
ではまた。