仕事を円滑に進めるために必要なことは何だと思いますか？
色々なことが必要ですが、中でも大事なのは
「理」と「情」のバランスをとることです。
・「理」は 論理
・「情」は 感情
この両方が大事です。
なるほど、と思っても
両方共意識できている人は少ないのではないでしょうか。
例えば、以前の私のように、
仕事に「情」は不要だと思っている人。
白黒はっきりしたいタイプの人もいますよね。
世の中うまく切り分けられないのは分かっていても、
どこかでモヤモヤしたこと、ありませんか。
そんな考えを変えてくれたのが、
とあるビジネススクールの講師でした。
その講師は「理」と「情」のどちらも大事だと話し、
それを事例等を通して丁寧に教えてくださいました。
一度納得できると、行動も変えやすかったです。
その後、私は「情」を仕事にも入れ込めるようになり、
日頃のモヤモヤを少なくする事が出来ました。
そんな中、周りを見渡すと、
以前の私と同じ様に「理論武装」している人たちが多いと感じました。
そのままでは勿体ないなと感じたので、
今回は「理」と「情」の話をします。
１．「理」と「情」とは
改めて、この2つを説明します。
「理」：論理的思考や問題解決
意思決定のために必要不可欠で、論理的に解決策を導く術です。
社会人にとって必要不可欠なスキルです。
「情」：感情
人間の心の動きで、用いない方が論理的には正しい判断ができます。
一見、「情」は仕事では使う必要がないと思いがちですが、
実はここぞという場面では「情」が必要です。
２．人間は感情的な生き物
人間は感情の生き物です。
どれだけ素敵な商品でも、嫌いな人からは買いません。
似た商品があれば、別の商品を購入します。
アナログだと思われるかもしれませんが、事実です。
お金を出してまで嫌な思いをしたくないですからね。
どんなに理屈が正しくても、「情」 がなければ人は動きません。
情があることで理が活きてきます。
人は感情で動くからこそ意識的に理を高めるのは大事です。
ただし、それ以上に情を添えて良いバランスにすることが大事です。
３．意思決定 最後は想いで決める
もう1つ、「情」を大事にする理由があります。
それは、「最後は『想い』で意思決定する」必要があるからです。
何でそんな大事なことを感情で決めるの？
と思われる方もいるかもしれません。
でも、ちょっと考えてみてください。
昨今の時代の変化スピード、
VUCAと言われ何が正解か誰も分からないと言われている時代。
何を基準に判断しますか？
もちろん、冷静に現状を分析してよりよい方向に舵を切るでしょう。
でも、何が正解か全く分からず予想がつかなかったら？
最後は想いの強さで決めるしかないんです。
「何としてでもやり切る！」と決めるしかありません。
正に「断固たる決意」という言葉がピッタリですね。
(スラムダンク大好きなので使いたかったんです…)
CLAMPさんの「魔法騎士レイアース」にも描かれていますが、
意志の力はとても大きいんです。
４．熱意と冷静さのバランスを取る重要性
ここまで、人の感情の大切さを書いてきましたが、
誤解しないで欲しいのは冷静さも大切だと言う事です。
情だけでもダメですし、理だけでもダメ。
熱意と冷静さの2つをバランス良く持ちましょう。
実際、私の今の上司は
この「理」と「情」のバランスが抜群です。
「完璧に何でも答えられるわけではないが、
人から圧倒的に支持される振る舞い」をしています。
できないものはできない、とハッキリ言うだけでなく、
相手にも寄り添った対応をする事ができます。
圧倒的に「理」１００％な方なのですが、
意識して言葉を使っていて、相手と衝突しないんです。
そして最終的に人の気持ちを動かしていくんです。
これこそ「理」と「情」のバランスを
上手くとっている人の理想だと思っています。
両方を状況に応じて使い分けるだけの自己コントロールが必要です。
５．まとめ
いかがですか？
仕事を円滑に進めるために必要なことは
「情」と「理」のバランスをとること、という話をしてきました。
私も20代の時は、とにかく「理」で仕事をしたいと
思い、上司との話が合わない時もありました。
今思えば「情」の大切さを教えて下さってたのかなと思っています。
ぜひ、「情」も上手く使ってみてくださいね。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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