あなたはこれまでに、
ぎりぎりにならないと物事に取り組めない
と感じたことはありませんか。
- 夏休みの宿題は8月下旬から本気を出す
- 試験前日に徹夜で勉強する
- レポートの提出はいつもギリギリ
お尻に火が付かないと動き出せない人、
実は意外とたくさんいます。
ですがなぜ、私たちは
ギリギリまで取り組もうとしないのでしょうか。
今回は、ギリギリまで仕事を溜め込んでしまう人の心理を
お伝えします。
負の力が原動力になっている
ギリギリまで仕事を溜め込むと
あなたならどう感じますか。
おそらく多くの人は、
焦ったり、不安や怖れを感じるでしょう。
「急がなきゃ」
「何とかしなきゃ」
と思ってますます焦ってしまうのではないでしょうか。
この焦りや怖れを、
知らない間に原動力にして、
力を出していることがあります。
もっと違う感情を原動力にすればいいのに、
と感じる人もいるかもしれません。
ですが、この焦る気持ちを原動力にするのには
理由があると言われています。
それは、
焦りや不安を原動力にするととても力が出る
からです。
ギリギリまで追い込むとうまくいく?
焦りや不安から生まれる力は瞬発力があります。
ですので、
自分を追い込んで何とか期日に間に合わせる
なんてことが意外とできてしまいます。
例えば、
徹夜で勉強して資格試験に合格したことがあるとしたら、
それがあなたの成功体験になっているかもしれません。
成功体験があると、
「追い詰められてからじゃないとできない」
「ぎりぎりにならないとやる気になれない」
と自分で言い訳をしながら後回しにすることが
増えてしまいます。
もともと、ギリギリまでやらないことというのは
自分がやりたくないことの方が多いですよね。
ですので、追い詰められるようなピンチな状態に
ならないとやる気が出しづらくなるのでしょうし、
過去に何とかなった経験があったら無意識のうちに
すがってしまう気持ちもわかります。
ですが、この力には弱点があるんです。
瞬発力があるということは…
それは、持続力がないということです。
瞬発力はありますが、その力を出し続けることは
難しいと言われています。
例えば、一夜漬けで勉強ができたとしても、
三日徹夜をしたらその3倍の力が出せるかというと
そうではありません。
また、自分がギリギリにならないとエンジンがかからない癖があると、
「分かっているのに出来ない」ことがでてくるので、
自己嫌悪してしまう場面も少なからず出てくるでしょう。
そして、もっと怖いのは
このパターンを繰り返してしまうと
本来楽しいこともつまらなくなってしまう可能性があること。
「○○をやらないと」
という気持ちばかりでいると、
ネガティブな理由で動き続けることになってしまい、
好きで始めたことも楽しめなくなってしまうこともあります。
新しく成功体験を作る
負の力を原動力にする状況を変えたい。
そんな時にはどうすればいいかというと、
新しく成功体験を作ってみることが大事です。
例えば、
早く取り組むメリット
をたくさん考えてみてもいいですし、
締め切りの2日前までに終わらせる
ことを目標にしてみてもいいかもしれません。
最初から細かい計画を立てて実行しようとすると
少しズレるだけでやる気をなくしてしまいます。
ですので、
- 自分がやる気をなくさない(楽しいことを考える)
- 少しだけ早く終わる目標を立てる
という、少しだけ前向きに取り組めそうな
理由を考えて実践してみてください。
少し余裕をもってできそうなことから挑戦すると、
意外と早く終わらせられたり、
意外と楽しめたりするもの。
そこからさらに、
ひとつ、またひとつと楽しいことや
余裕がもてそうなものを増やしていきましょう。
まとめ
いかがですか。
今回は、ギリギリになるまで仕事を溜め込んでしまう人の
心理についてお伝えしました。
ギリギリにならないと動けない人は、
これまでに、同じような状況で何かの結果が出せた人
であることが多いです。
ですので、すぐにその状態を変えるのは難しいでしょう。
ですが、少しずつ変わっていくことはできます。
少しずつ、成功体験を積んでいってみてください。
「早めにやっておてよかった」
「これで安心して帰れる」
「意外とこの仕事楽しいな」
こんな体験を積み重ねていけば、
いつか「ギリギリ」ではなく「余裕をもって」
仕事をするほうが成果を出せるようになりますよ。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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