生活の中で切っても切れない存在、SNS。
ですが同時に、SNSがらみの悩みは増え続けています。
実際に私も相談を受けるのですが、
SNSによる悩みの多くは、
「相手と自分を比較してしまうこと」
なんですよね。
- あの人は裕福そう
- 人気があって楽しく生きていそう
- たくさんの友人に囲まれていて幸せそう
「なのに、自分は……」
と落ち込んでしまうんです。
あなたも見知らぬ誰かと比べて落ち込んだこと、
ありませんか。
向上心があって、がんばり屋で、
さらに自分に厳しい一面がある人ほど
落ち込みやすいんですよね。
そこで今回は、SNSを使う時に意識して
おくといいことをお伝えします。
知ってて損はありませんので
ぜひお読みくださいね。
SNSは「リアルの場」？
そもそもSNSは、
生活の中のごく一部を切り取った、
リアルとも仮想ともつかない場です。
投稿する側は、
「充実した自分」を演出して
「いいね」がたくさん欲しいものです。
（もちろん全員ではないですが）
ですので、投稿を見る側は
加工されたキラキラ投稿を見て、
拡大解釈する可能性があるわけです。
それが影響しているのか、
ピッツバーク大学医学部研究チームの研究で、
「SNSの利用頻度が高ければ高いほど、
うつ病になりやすい」
という結果が出ているほど。
この原因は、
「自分以外の人たちは幸せで
充実した人生を送っている」
という「ゆがんだ認識」にあるそうです。
SNSをよく見る人がやってしまいがちなこと
なぜSNSの利用頻度が高いとゆがんだ認識が
生まれてしまうのかというと、
「比べる必要がない人」
と比べてしまうからです。
私たち人間は、つねに他人と自分を比べて
優劣や幸不幸を判断します。
これは私たちの本能でもあるので、
ある程度仕方がないことです。
この時、比べるのが身近な友人・知人など
能力や考え方が近い人ほど影響が大きくて、
逆に知らない人や、年齢や環境に大きな差が
ある人だと、あまり影響を受けません。
ですがSNSを活用していると、
この「差」というか「違い」が
分からなくなることがあります。
日常の投稿がいつでも見れて、
目に留まってしまうが故に
- 立場が違う人
- 有名人や芸能人
なども同じグループにいるように錯覚して
しまうんです。
そうすると、本来は気にする必要ない人と
比べてしまい、落ち込むことがあります。
例えば、
- 婚活中の人が、他人の結婚式の写真を見て落ち込む
- ダイエット中の人が、モデルさんの投稿を見て落ち込む
とか。
私の友人は、妊活中の時に知らない人の
アイコンを見てよく落ち込んでいました。
（子どもの写真をアイコンにする方を見て…）
こうしたことが、SNSを見ればみるほど
頻繁に起こるようになります。
この状態を回避するためにおすすめの方法
こうした状況を回避するための
方法があります。
それは、
物理的にスマホを見る回数を制限する
ことです。
「いやいや、それだけ？」
と思ったかもしれません。
ですが、シンプルだからこそ
効果があります。
実際にアドバイスしたこともありますし
私も実践している方法です。
例えば、
- 全てのSNSを1時間に1回だけチェックする
- それ以上は緊急時を除いてスマホを見ない
こう決めて実行することで、スマホを見る
回数を物理的に減らすことができます。
しかも、自分で決めて実行すると、
「自分の行動を自分で決めて実行できる」
という感覚を持つことができます。
これができると
「自己効力感」が上がっていって、
「自分には目標を達成する力があるんだ！」
と思えるようになります。
自己効力感を高めるということは
自分磨きをする上でも欠かせないことなので、ぜひお試しくださいね。
まとめ
いかがでしたか。
今や私たちの生活から切り離せないSNS。
ですがだからこそ、自分で意識して
他人と比べすぎないようにしましょう。
自分が落ち込む投稿を毎日見ることほど、
精神衛生上よくないことはありませんからね。
もう１つ、知っていてほしいのは
SNSは過大評価されやすい場だということ。
発信したら世界中に広がるツールですが、
その世界は、小さなものでもあります。
実際に、私の周りにいる人たちの中にも、
SNSをいっさい使っていないという人が
たくさんいます。
ということは、SNS空間にいる人たちは
ごく一部の人たちで、限られた情報を
共有しているに過ぎないという考え方もできます。
そう考えると、
実はとても狭い世界で一喜一憂していることに
なるのかもしれませんね。
ただ、SNSを
「リアルな関係の補助ツール」と割り切って
考えることができれば、これほど有効なツールはありません。
- 興味のある情報を得られる
- 欲しかったものに出会える
- 美味しいお店を教えてもらえる
- 生活を豊かにするサポートになる
他にも色んなことを知り、
得ることができる場所です。
ぜひ、お互いにうまくSNSを活用して
楽しい生活をおくりましょうね。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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