あなたはこれまでに、会った途端に
この人ムリ!
と思った経験、ありませんか。
いわゆる「生理的にムリ」というやつです。
経験したことはあっても、
なかなか理由を明確に言える人はいないのではないでしょうか。
今回は、なぜ生理的にムリだとと思うのか、
お伝えします。
このメカニズムを知っていると
「あの人いい人なのに、なんでムリって思っちゃうんだろう…」
などと落ち込むことがなくなりますので、
よければ読んでいってくださいね。
生理的にムリ、は動物としての本能!?
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嫌悪について研究をされてる方の話によると、
嫌悪感の根源にあるのは
「体内摂取の是非」を判断する動物としての本能。
つまり、
嫌悪は、体内に入れてはいけないと感じるものへの反応
なんだそうです。
本来は、
体内に入れると危険そうな食べ物や
不衛生なものが嫌悪の対象なのですが、
人間の場合は生物的に進化していること、
文明の進化が加わったことによって
嫌悪の対象が人にも広がっていき
そばに居たくない
という感情になってきたのだそうです。
嫌悪感のこわいところ
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嫌悪感って、本当に怖いんです。
何か怖いのかというと、
嫌悪感をもたれると
接触そのものを避けられてしまうので
取り返しがつかなくなることがあるんです。
人間は、
怒りを感じる相手には応戦しようとしても、
嫌悪する相手には近づかずに遠ざかります。
汚染を予防するメカニズムなので、
人に避けられないためにも
嫌悪感をもたれないように注意をする必要があります。
例えば、
「怒っている人」は嫌悪の対象と捉えられるので
むやみに怒らないようにしたほうがいいでしょう。
相手にキツくあたっている人をみて、
あなたはどんな気持ちになりますか。
できれば関わりたくない
と思うのではないでしょうか。
もともとは、
体内が汚染されるという恐れが
嫌悪感に繋がりますが、
心理的に汚染されるという恐れがあると
嫌悪感につながります。
怒っている人をみているだけで
生命の危険がないのは分かっていても、
気分的に受け入れられずにその人を嫌悪したり、
服や持ち物にも触れたくなくなります。
こう考えると、嫌悪感って怖いですよね。
生理的にムリな人はどんな人か
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では、具体的にどのような人が
「生理的にムリ」かというと、
真っ先に出てくるのが
不潔な人
です。
嫌悪の根源でもある食の安全に関わると言われています。
このように嫌悪の対象になるのって、
身体の衛生に関することが一番多いんです。
他には価値観や道徳観、が対象になります。
ただ、価値観や道徳観は個人差がありますし
文化の違いなども関わってくるので、
相手がどのようなことを嫌悪するのかを知る必要があります。
例えば日本人だと、
「不道徳であること」ってすごく嫌われるんです。
アメリカだと人種差別のような
「人権侵害」への嫌悪感がとても強いと言われています。
確かに言われてみると、
日本だと親を尊重しないことが不道徳と言われますが、
アメリカではそうは見られないそうです。
親として、ではなくて1人の人間として尊重する、という
考え方の方が近いのかもしれません。
まとめ
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いかがですか。
今回は、生理的にムリだと感じる理由について
お伝えしてきました。
嫌悪感は、対人関係にも社会生活に影響があるので
普段から気をつけておきたいものだと私は思います。
一度嫌悪されてしまうと、相手が遠ざかってしまうので
再度人間関係を築くのってとても難しくなってしまいます。
ただ、
嫌悪感は、未知への恐れでもあります。
分からないこと、理解できないことを
嫌だと感じてしまうこと、ありますよね。
そう考えると、
相手から嫌悪感を持たれないのはもちろんですが、
自分が「わからないもの」に対して嫌悪感をもって
早々に遠ざかってしまうのはもったいないのかもしれません。
嫌悪感のメカニズムを知ることで、
少しでも生理的にムリという理由を紐解き、
コントロールできるようになればいいですよね。
今回の話が、何かの参考になれば嬉しいです。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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