「逆ギレ」する人は事前に見極めて距離をおこう

あなたはこれまでに、
「逆ギレ」されたこと、ありませんか。

「客観的にみて正しそうなことや
効率のいい方法を教えただけなのに逆ギレされた」

という経験がある人は、少なくありません。

たとえば、
職場で部下に業務のフィードバックをしたら、
相手との関係が悪化してしまったり。

中には、
今やっている方法より効率的な進め方を提案したら、
相手の機嫌が悪くなったという話もあります。

ひどい時は、ロジックハラスメントだと主張し
「訴えてやる」と反論する社員まで現れているほど。

いきなりキレられると、

「その人の顔を見るだけでストレスが…」

と胃を痛めてしまう人が年々増えています。

今回は、そんな「逆ギレ」しやすい人の特徴を
お伝えしますので、いきなりキレられる前に
適度な距離をとれるよう、自分で見極められるようになってくださいね。

目次

逆ギレしやすい人の特徴

正論を言われると逆ギレする人の特徴。
それは、

  • 自分に自信がない人
  • 自分を受け入れられない人
  • 感情が豊かすぎる人

です。

それぞれ、もう少し説明しますね。

自分に自信がない人

自分の中にある「劣等感」が原因で、
人一倍自分の身を守ろうとする力が働いてしまうことがあります。

自己防衛の心理が働いた結果、
極度に反発してしまうという状態です。

誰でも他人より劣るところはあるものです。
ですが、それを認めることができず
人から見抜かれないようにしているので、
他人からの指摘に対して敏感になってしまいます

ちなみに、ほんとうに自信のある人は
自分に劣っている面があることを受け入れることができるので、
指摘されても反発することはありませんし、寛容な場合がほとんどです。

自分を受け入れられない人

自分を受け入れられない人は、
他人を受け入れることもできません。

ですので、例え効率のいい方法を
相手が教えてくれたとしても、
それをマウンティングと捉えてしまったりします。

これを繰り返した結果、
周囲から腫物扱いされてしまったという人を何人も見てきました。

特に仕事では、立場が上であればあるほど
「自分は仕事ができて当たり前」という
プレッシャーを背負っています。

だからこそ、上の立場にいる人ほど
自分の劣った一面を受け止めるのは難しいかもしれません。

こうした状況にいる人で、
且つ感情的な人とは、適度な距離感を保つのをおすすめします

傷つきやすい人が増えていることも知っておこう

先ほどお伝えしたような、
「逆ギレ」しそうな人がピリピリしていたら
自分から距離をおくに越したことはありません。

ですが一方で、自分が思ってもみないところで
傷つく人がいるということも知っておく必要があります

例えば、近年はロジハラだと訴える若手社員が増えています。

2000年頃から日本では褒めて伸ばす教育が広まり、
親も学校の先生も厳しいことを言わず、とにかく
子どもを褒めるようになりました。

そのため社会人になってから、初めて叱られる
という経験をする若者も少なからずいます。

的確なアドバイスをしたにもかかわらず、
された側の若者は自分の存在を否定されたのだと誤解し、
ひどく傷ついてしまうこともあります。

私が最近、他の企業の方から聞いた話では
スタッフの自己肯定感を高めるために、
しっかり褒めるということを意識したところ、

褒められるのがプレッシャーだと
退職した人もいたそうです。

本当に、難しいですね。

こちらが意図していなくても、
相手がひどく傷つけてしまう場合があって

その結果「逆ギレ」に近い言動と
なってしまう場合があるということも、
私たちは知っておく必要がある気がします。

相手のメンツを潰さないコミュニケーションを

では、どのように接するのが正解なのかというと。

やはり、

伝え方に細心の注意を払う

という話に落ち着きます。

指摘を受け止めるだけの余裕がない場合に、
相手の感情は爆発しやすいです。

ですので、もし相手に何かの指摘をする場合は
心のケアを優先するのがおすすめです。

「あなたを傷つけるわけではない」という
姿勢をどれだけ伝えられるか
が大切になりそうですね。

正論は大切ですが、それ以上に
相手のメンツを潰すような発言には注意が必要です。

いくら正しい主張をしても、それで人間関係が悪化してしまっては
業務がスムーズに進まず、自分にも不利益がありますからね。

言い方や受け取る側の心持ち次第で、
とてもスムーズに行く場合もあれば、
思わぬトラブルに発展してしまう可能性もあります。

言う側も言われる側も、お互いに謙虚な気持ちで
接し合うことを意識できるといいですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

30代会社員。人事歴10年。自分磨きアドバイザーやってます。
これまでの人事経験をもとに、自分と向き合うことを大切さを発信。
面談・面接実績は3000件以上。
自分磨きや転職に関する記事を週2回更新しています。
Kindle本を出版し4カテゴリで1位を獲得。よければぜひ読んでください。

コメント

コメントする

目次