仕事の効率化。
社会人の誰もが、少しでも
仕事を効率よくこなしたいと思っているでしょう。
仕事の効率を上げるためには、
一度に多くのタスクに取り組むことが重要だ
と言われているので
マルチタスクで仕事をしている人も
いるかもしれません。
しかし、
マルチタスクは時間の効率化ができる
と言われている一方で
注意力を散漫にさせることにもつながり、
生産性を下げる原因にもなりえると言われています。
今回は、改めてマルチタスクの
メリット・デメリットについて、お伝えします。
マルチタスクって具体的にはどんなこと?
マルチタスクは、
2つ以上のタスクを同時に進めることを言います。
例えば、仕事であれば
メールを書きながら電話をかけたり、
音楽を聞きながらスプレッドシートを編集したり
することです。
家で過ごすときも、私たちは
同時に2つ以上のことをしていることが多いです。
鼻歌交じりに食器を洗ったり、
ゴハンを食べながらYou Tubeをみたり。
何かをしながら他の何かをする。
日々何かと忙しくしている私たちは
自然とマルチタスクを使いながら生活をしている
といっても過言ではありません。
マルチタスクのメリット
冒頭でもお伝えしたように
マルチタスクは、時間の効率化をすることができます。
先ほどの例のように
一度に複数のタスクを進めることで
仕事の進捗が速くなり、その分時間を節約できます。
マルチタスクに慣れると
切り替えにかかる時間が短縮され、
生産性も向上すると言われているので
実際に色んなことを同時に進められている
感覚をもっている人も少なくないでしょう。
またマルチタスクには、
クリエイティブな思考を促進するメリットもあります。
例えば、音楽を聞きながら企画書を書くことで
アイデアが浮かびやすくなったり、
刺激が増えることで新たなアイデアが生まれることがあります。
マルチタスクのデメリット
一方でマルチタスクにはデメリットもあります。
近年では、マルチタスクは脳に与える悪影響が
明らかになってきました。
ですので、改めてマルチタスクのデメリットを
知っておいてくださいね。
1.注意力が散漫になる
複数のタスクに同時に取り組むことで、
何に集中したらいいかわからなくなることはありませんか。
私たちの脳は、
複数のことを同時に処理をすると
ミスを起こしやすくなります。
そのため、最近では
1つのタスクに集中して取り組んだほうが
よいと言われることが増えました。
1つに集中する分、
深い理解が得られてクオリティが向上するためです。
また、タスクによっては
集中して取り組まなければならないこともあるので、
マルチタスクだとかえって作業効率が落ちることがあります。
2.ストレスや疲れが増大する
あれもこれもやろう試行錯誤している時、
時間は全然立っていないのに
やたらと疲れる時、ありませんか。
アメリカでは、マルチタスクによって
ストレスや疲れが増大するという研究結果が発表されました。
また、マルチタスクが
脳の前頭前野を酷使することも明らかになりました。
この部位は、判断や問題解決に必要な役割を果たしているため、
マルチタスクによって機能が低下し、
生産性が低下するとも言われています。
脳を酷使することによって、
それぞれの処理能力が落ちてしまうのです。
例えば、映画を集中して見ている人と、
時々アプリゲームをやりながら映画を見ている人。
どちらのほうが、映画を楽しめているかというと、
前者の「映画だけを見ている人」でしょう。
機能が低下することで思考力も低下し、
深く物事を考えることができなくなることがあると言われているので、
映画を見たという事実は残りますが、そこから感じられたことは
映画を集中して見た人より少なくなるかもしれません。
まとめ
いかがですか。
今回はマルチタスクについて、改めて考えてみました。
マルチタスクには、個人差があります。
マルチタスクに慣れている人や、
タスクの難易度が低い場合には
マルチタスクが効果的な場合もあります。
ですが一方で、
マルチタスクに慣れていない人や、
タスクの難易度が高い場合には、
脳を酷使するだけで作業効率が落ちるかもしれません。
このように、
マルチタスクが正解か危険な仕事術なのかは
状況によって異なります。
自身の仕事スタイルに合わせて、
マルチタスクの使い所を見極めてみてくださいね。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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