人を育てるには「褒めるのがいい」
という話を聞いたことはありませんか。
人には必ず長所と短所があり、
長所を褒めて伸ばすことが大切だと言われています。
確かに大切なんです、が。
褒めるだけでは、
人は育たないとも言われています。
褒めているだけだと途中で成長できなくなる人や、
馬鹿されたと感じてやる気を失う人が出てくるんです。
では、人が育つ褒め方とはどんな方法なのか。
今回は、そんな話をしていきます。
人を褒めるポイントの探し方
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人を育てることはとても難しい。
そう、痛感している方も多いでしょう。
なぜ難しいかというと、
相手のことをしっかり理解できていないと
適切なアドバイスが難しいからです。
人材育成の前提として、
相手のことをよく理解している必要がありますが、
相手を理解する前に育てようとするのでうまくいかないことがあります。
よい人間関係を築くためには、
「自分から相手の立場を理解し、相手を尊重する」
ことが大切です。
もちろん、上下関係は関係ありません。
これが意識できると、
相手と同じ目線で話ができるようになり、
相手のことが少しずつ理解できるようになります。
褒めて、アドバイスをして、じっと待つ
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人を育てるためには、ここからが大切です。
相手のよい点を褒めると同時に、
「相手の長所が伸びるようなアドバイスをする」
ことを大切にしてみてください。
短所の指摘ばかりされると、
やる気を出しづらいですよね。
それよりも、
相手の長所を伸ばせるようなアドバイスをして
さらに自信をつけてもらった方が
相手もやる気になって成長できます。
ただし、この方法には1つ難点があります。
それは、
長所を伸ばすには時間がかかるということ。
長所が伸びてくるまで「待つ」必要があります。
時にはもどかしい思いをするかもしれませんし、
自分が代わりにやってしまいたいという
気持ちになることもあるかもしれません。
ですがここで、
相手の長所が伸びると信じて待てるかどうか。
これが相手が育つか育たないかの分岐点だと思ってください。
長所が伸びるまでしっかりと待って、
相手がさらにいい提案ができるようになった時、
心から褒めましょう。
不誠実な対応をしたら、叱る
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もう1つ、忘れてはいけないことがあります。
それは、
「間違ったことをしたら叱る」
ということです。
間違ったことというのは
失敗したこと、ではなく
社会人として不誠実なこと
という意味です。
ミスは誰にだってありますし、悪気がなければ
叱るようなことではありません。
社会人としてあってはならないことが
「誠実さに欠ける」ことです。
嘘をつく、とか時間を守らないなどを
イメージしてもらえるといいですね。
仕事をする上では信頼関係がとても重要です。
ですが不誠実なことをすると、
この信頼関係は一瞬でなくなってしまいます。
少しずつ積み重ねてきたものが一瞬で失われる。
このようなことは、何としても
避けてもらいたいはずです。
叱るのはお互いにとってストレスになるので、
できる限り穏便に済ませたいところ。
ですが、相手に期待しているからこそ、
時には厳しく伝えなくてはならない時があります。
本人に力があるにも関わらず、
不誠実なことで評価を落とさないで欲しい。
その気持ちをもって、時には厳しく伝える必要があります。
ですが、この気持があればきっと
相手も理解してくれますし、この出来事をバネに活躍してくれるはずです。
まとめ
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いかがですか。
今回は、褒めるだけでは人が育たない理由をお伝えしました。
人を育てる。
これは、会社が成長するために
必要不可欠なことです。
大切だとみんな分かっているはずなのに、
「人を育てよう」という思いが強すぎるあまり、
褒めて伸ばす、という点だけに注目してしまうこともあるかもしれません。
確かに、
人を褒めると様々なプラスの効果があります。
ドーパミンが分泌されてやる気が出てくるし、
もっと頑張ろうと思ってもらえます。
ですが、
褒めっぱなしだとどうなるか。
具体的なアドバイスがないと
褒められたことだけが記憶に残り、
自分がやっていることが全て正しいと思ってしまうかもしれません。
人を本当に育てたいのであれば、
「褒める」ことを起点に
相手をよく見て言葉をかけてあげてください。
時間がかかるかもしれませんが、
相手はきっとあなたが思う以上に成長してくれるはずですよ。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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