あなたはやっていませんか?「もったいない伝え方」

突然ですが、あなたの周りに

「やたらと敵をつくる人」

いませんか。

「言ってることは正論なんだけど、
 あの人がいうと嫌な顔をするな…」

もしそんな人がいたら、その人は
日頃から「もったいない伝え方」を
してるのかもしれません。

目次

「もったいない伝え方」って?

もったいない伝え方とは何かというと、

「相手に感謝の気持ちが伝わらない」

伝え方です。

例えば、いきなり

「新商品の案内をするために
 資料を1週間で作成してほしい」

と言われたとしましょう。

すでにスケジュールは埋まっているのに、
それでも大切な資料だからと言われて
引き受けざるを得なかったとします。

かなり時間がかかりそうな資料だったので
他の業務を調整しながら、1週間の大半を
この仕事に費やして残業しながら完成させ
たとしましょう。

この資料を上司に渡したときに
「大丈夫、この資料なら問題ない」
なんて言われたら、どう思いますか。

少なくとも、
「感謝された」という気持ちは
持てないのではないでしょうか。

もちろん、資料作成は仕事ですから
やりきるのが当たり前かもしれません。

ですが、資料を渡したときに
「ありがとう、助かったよ」
と言われたら、どう感じるでしょう。

先ほどよりも少し嬉しくなりませんか。

仕事だから、やって当たり前。
ですが、そうはいっても、

  • 「次も頑張ろうかな」と思えるか
  • 「もう引き受けたくない…」と思うか

相手の捉え方は大きく違うでしょう、

どんな気持ちで仕事に取り組むかで
成果も変わってきます。

ですから、
感謝の気持ちが伝えられない人は、
知らないうちに損をしているなと感じます。

さらに相手が喜んでくれる伝え方

感謝の気持ちを伝える。

これはとても大切なことですが、
さらに効果的な伝え方もあります。

それは、

「あなたの作ってくれた資料、お客様が
 『とても見やすい』と喜んでくれたよ」

と、その後の反応を伝えることです。

自分が関わった仕事って、
その後どうなったかが気になるものです。

仕事に対する「手ごたえ」
といったらいいでしょうか。

直接お客様からの反応が見えない仕事だと
お客様の感触を教えてもらえるのって
とても有難いものです。

こういうところまでフォローできる人は
「またこの人と仕事をしたい」
と思ってもらいやすいですね。

  • お客様はここがいいと言ってたよ
  • あなたのこと、〇〇さんが褒めてたよ
  • すぐ対応してくれたから、契約につながったよ

どんな内容でも構いません。

「自分の仕事が役に立っているのだな」
と承認欲求の充足にもつながり効果的です。

【番外編】論外な伝え方

愚かなリーダーは対立を深める、
と言いますが、最も避けるべき伝え方は
「他者の批判をすること」です。

たとえそれが正論であったとしても、
人の気持ちがいい方向に動くことはありません。

例えば仕事では、
立場が違うと意見が対立することがありますよね。

その時に、
「あの人は頭が硬いから困る」
なんて愚痴を言い始めると大変です。

他の誰かを通じて、その文句は
ほぼ確実に相手に伝わります。
尾ひれまでついて。

ひどいと、個人間の対立だったのが、
いつの間にか部門同士の対立になってしまう
こともあります。

どちらも損するだけで、
誰も得しなのでこれは避けたいですね。

相手と対立しやすい場面では、

  • 相手の主張を認める
  • 相手がいないところでほめる

ことができると、
ちょっとウマが合わないなと思っている
人とも良好な人間関係が築きやすくなります。

まとめ

いかがでしたか。

「伝え方」って本当に大切です。

ですが、お互いにこれまでの経験だったり
今の立場だったりが邪魔をして、

結果としてもったいない伝え方をしてしまう
という人を時々みかけます。

本当にもったいないなと思ったので
今回こんなお話をしました。

何かのお役にたてたら嬉しいです。

今回はここまでにします。

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この記事を書いた人

30代会社員。人事歴10年。自分磨きアドバイザーやってます。
これまでの人事経験をもとに、自分と向き合うことを大切さを発信。
面談・面接実績は3000件以上。
自分磨きや転職に関する記事を週2回更新しています。
Kindle本を出版し4カテゴリで1位を獲得。よければぜひ読んでください。

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