あなたは今までに、こんなことを思ったことはありませんか。
- 暗記が苦手
- 仕事がなかなか覚えられない
私はどちらかというと、
学生時代は短期記憶が得意だったように思います。
単語テストなどがあっても、前日に反復練習しておけば
翌日のテストまでは覚えていられたので何とかなった、
ということが多かったです。
ですが、年を重ねるとだんだんと自信がなくなる記憶力。
立ち上がった瞬間、「何をするんだっけ」と
首をかしげることも増えてきた私は
このままだとまずいなと危機感をもちました。
今回は、そんな私が今、実践している覚え方について
お伝えしていきます。
暗記の限界を知る
その場で聞いた言葉、本に書かれていた言葉を
覚えておくには、限界があります。
なぜかというと、内容を暗記しようとしても
このような問題点があるからです。
【暗記の問題点】
1:時間が経つと忘れる
2:情報が似ていると同じようにみえてしまう
3:情報の量が多いと脳のキャパシティ上ムリがある
この中で、特に私たちが意識しないといけないのは
「単純に時間が経つと覚えた内容を忘れてしまう」ということ。
当たり前に聞こえるかもしれませんが、
人間は一度覚えた知識も時間が経てば忘れるようにできていますから
ここを何とかしなければ、物事を覚え続けているって難しいんです。
「記憶の忘却曲線」を知る
ではどうすればいいかというと、
「記憶率が0になる前に再び復習する」
のが一番効率がいいと言われています。
「エビングハウスの忘却曲線」
という言葉を聞いたことはありませんか。
「エビングハウスの忘却曲線」とは、
人が一度覚えたことを再度覚えるためにかかる時間の
「節約率」を時間軸で表したものです。
つまり、
覚えていられる時間や忘れるまでの時間ではなく
同じことを覚えなおしたときの時間がどれだけ節約されたかを表しています。
人は情報を覚えた瞬間から忘れ始め、
20分で覚えたことを約4割忘れていると言われています。
そしてその後は記憶の低下は緩やかになって、
ゆっくり覚えたことを忘れていきます。
ですが、0になる前に復習すると、
「はじめて覚えるのには1時間かかったけど
再度覚えるときには5、6分で覚えられた」
というように、時間を節約して
覚え直すことができます。
これを何度も反復すると、
記憶率が100%のところで安定し始めるんです。
このようにうまく記憶に定着させるように
何度も覚え直す、というのが
一番効率よく記憶を維持できるので、
「覚えたことをすぐに実践する」とか
「覚えたことを何度も繰り返す」というのは
記憶に定着させるのにもってこいの方法です。
まとめ
いかがですか。
今回は、物覚えが悪くなってきたな、という人に
試してほしい方法をお伝えしました。
一度に大量に暗記しようとするのではなく、
何度も反復して記憶を定着させる
とても地味に聞こえるかもしれませんが、
効果は検証されています。
もしも「記憶力が悪いから…」と諦めている人がいたら、
今回の内容を踏まえて、一度自分の覚え方を
見直してみてもいいかもしれません。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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