うつ病を生むのは「他人に迷惑をかけてはいけない」気持ち

どこか調子が悪い。

そう思いながら働いている人はいませんか。

毎日仕事に行くのが苦しくて
心身共に限界な気がするのに、
気づけば会社に向かっている。

もしかしたら、あなたの周りに
こんな人いるかもしれません。

今回は、うつ病でも
働けてしまう人の特徴をお伝えします。

目次

うつ状態でも身体が動いてしまう

通常、うつ病というと
体が動かず、働けない状態を指すことが多いです。

そのため、病院にいくと
医師から自宅療養するように診断書が出されます。

ですが、最近急増していると言われているのが、
働いている中で、毎日調子が悪いと感じて病院に行った結果、
「うつ病」と診断されるケース
です。

このような人は、

  • 自分を追い込んでしまう
  • 性格的につらいと言えない
  • 休むことをストレスに感じる

といった傾向が強いと聞きました。

他にも、

  • 真面目な人
  • 完璧主義な人
  • 対外的には仕事ができ出世コースにいる人

なども当てはまりやすいといいます。

実際に、私の周りにも

今勤めている会社で信頼を損ねてしまったら…

と恐れるあまりに、働き過ぎて
健康を壊してしまった方もいたので、
個人的にも納得感がありました。

中でも特に怖いと思ったのは、
「ほほえみうつ」

いつもニコニコした表情を浮かべていて、
周囲があの人は元気だと勘違いしてしまうケースも
あるようです。

笑顔なのに心では泣いている人を見つけるのは
不可能の近いでしょう。

「他人に迷惑をかけてはいけない」気持ちがうつ病を生む

ここまでご紹介した特徴の共通点は、

「他人に迷惑をかけてはいけない」

ということ。

「うつ状態」は、
簡単に言えば精神の疲れです。

疲れているなら休めばよいのですが、
他人に迷惑をかけてはいけないという思いが
根づいているので休めない

しかもそこに
職場環境、昇給・昇進なども相まって、
他人の評価を気にすることも要因になります。

勤勉だと言われる日本人は、
そもそも休むことが苦手かもしれません。

でも、無理をしすぎると
調子が悪い状態で頑張り続けなければならないので、
知らず知らずの間に、どんどん疲弊していってしまいます。

そうすると、仕事の効率が落ち、
さらに無理を重ねてしまうので
結果として精神が疲弊し、うつ状態に近づいてしまいます。

気持ちが落ち込まないために、日頃から意識したいことを2つ紹介

もしあなたの周りに
毎日苦しそうな人がいたら、
声をかけてあげてください。

ですが、相手に声をかけるためには
自分が心身ともに健康な状態で
いることが大前提です。

ですので、ここではあなたに
日頃から意識してほしいことを2点お伝えします。

問題を一人で抱え込まない

仕事やプライベートの悩み、
一人で抱え込んでいませんか。

問題を一人で抱え込むと、
ストレスを溜めやすくなるだけでなく、
解決の糸口になりそうな情報や
適切なアドバイスを得る機会が少なくなります。

もしあなた自身に悩みがある場合は、
可能な限り、信頼できる人に相談しましょう。

話をするだけで気持ちが軽くなることもありますからね。

公私ともに無理をしない

無理をしない、というのは
私たちが思っている以上に大切です。

  • 身体がだるい
  • 疲れやすい

という状態で無理に仕事をすると、
翌日まで疲労が残るようになります。

自分が疲れている状態でいると
心に余裕が持てなくなり、
相手の様子まで窺うのが難しくなります。

ですから、常に自分に心の余裕がもてるよう、
無理をしすぎない
ように意識しておきましょう。

まとめ

いかがですか。

今回は、うつ病でも
働けてしまう人の特徴についてお伝えしました。

いつも元気そうに見えるけど、
時々とても元気がなさそう。

仕事を頑張ろうとしているけど、
なんだか毎日苦しそう。

もしそんな人があなたの周りにいたら、
ぜひ気にかけてあげてください。

そして、周りの人を気にかけるためにも
日頃から自分が心身ともに健やかで
いられるよう無理をしないでください。

誰かが頑張りすぎるのではなく、
お互いに声を掛け合いながら
働きやすい職場を目指す
きっかけになれば嬉しいです。

今回はこれで終わりにします。

ではまた。

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この記事を書いた人

30代会社員。人事歴10年。自分磨きアドバイザーやってます。
これまでの人事経験をもとに、自分と向き合うことを大切さを発信。
面談・面接実績は3000件以上。
自分磨きや転職に関する記事を週2回更新しています。
Kindle本を出版し4カテゴリで1位を獲得。よければぜひ読んでください。

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