人は、「つい」感情的になることがあります。
- あんなこと、本当は思っていない
- あの時は、少し言い過ぎた
こんなことを言われた経験がある方もいらっしゃるでしょう。
ですが、「つい」漏れる言葉というのは
その人の本音だと言われています。
だからでしょうか。
ものすごく落ち込んでしまう人もいますし、
「本音を言ってはいけない」
と自分の考えを頑なに言わない人と出会います。
ですが私は、
感情的なことと本音を伝えることは
別物だと考えています。
今回は、
感情的な言葉は「本音」と言えるのか、
についてお伝えします。
感情的になった時の言葉は本音なのか
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早速考えたいのは、
感情的になった時の言葉は果たして本音なのか、ということ。
私たちは感情的な生き物です。
あなた自身が感情的になってしまうことも、
相手が感情的になってしまうことも、
ありますよね。
ですから、
つい感情的になる気持ちはよく分かると思います。
この感情が高ぶった時に出てくる言葉は、
反射的に出てくる言葉だと言われています。
つまり、私たちの理性が働いていない瞬間の
言葉ともいえますよね。
だからこそ、その人の本音だと捉えられたりします。
実際に、確かに本音も入っていますよね。
ですが私は、その言葉ではなく、
言葉に秘められた気持ち
が本音なのではないかと感じています。
感情的な言葉には、伝えたい気持ちが
入っているけれど、
攻撃的な言葉に隠れてしまっている状態。
そう考えると、感情的であることと
本音を伝えることは少し違っているように感じます。
例えば、仕事で
「どうしてこんなこともできないんだ!」
と言われたら。
もしかしたら相手は、
あなたならこの仕事をやり遂げるだけの力がある
という気持ちを攻撃的な言葉で
隠してしまっているかもしれません。
本音、というのは相手が本当に願っていること、
考えていること。
そう考えると、相手の言葉の受け止め方も少し、
変わってくるかもしれません。
本音の上手な伝え方
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とはいえ、相手からの感情的な言葉の裏にある
本音を読み取るのはとても難しいことです。
むしろ読み取れないことの方が多いかもしれません。
ですので、まずは
自分の本音を知ること
から、始めましょう。
なぜなら、自分の本音が分かると、
相手の本音も想像できるようになるからです。
本音でコミュニケーションをするために必要なのは、
自分の本音に気づくこと。
これができると、
相手が感情的に話したとしても、
その言葉の奥にある本音を探しにいけるようになります。
また、自分の本音に気づくことができたら、
それを相手に伝わりやすい言い方で
伝えることができるようになります。
自分の本音に気づく方法は、
別に記事を書きますので、
今回は、本音の上手な伝え方についてお伝えしますね。
意識してほしいのは、この4点です。
- 相手の行動をよく観察する
- 自分が感じたことを伝える
- 自分が大切にしたいことを伝える
- 相手に望んでいることを伝える
相手の行動や結果など
最初は事実を観察することが欠かせません。
ですが、ポイントはその後。
観察した後は、自分が感じていることを丁寧に伝えてみてください。
人間は頭だけでは動かない、感情で動く生き物です。
自分が何を大切にし、どんな気持ちなのかを言葉にすることで、
相手に自分の気持ちを丁寧に伝えてみてください。
人間関係の質が変わっていくかもしれません。
- 自分の本音に気づくこと
- 相手の言葉の奥に潜む本音に気づくこと
- 気づいた本音を、相手が受け取りやすい言い方で伝えること
この3つができると、表面的な雑談ではなく、
本音を語り合えるコミュニケーションができると思いますし、
こうした状態で本音を語ることは、お互いの信頼関係を
さらに強固にしていくと感じます。
まとめ
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いかがですか。
今回は、感情的な言葉は本音と言えるのか
について考えてみました。
感情的≒本音と考えられることも
時にはあると思います。
ですが、思い出してみてください。
あなたが接する人の中で、
- すぐ怒る人
- 相手が傷つくような言葉を言う人
- 無神経な人
というのは、それほど多くないのではないでしょうか。
その人達が感情的になってしまったのは、
自分の心の安定が脅かされたと感じ、
自らを守ろうとした結果、であることが多いです。
これを全て本音だと考えてしまうと、
少し極端に感じますし、
人付き合いが億劫になってしまいますね。
であれば、相手の言葉の奥に潜む本音を、
質問しながら引き出していく方が、建設的だと私は感じます。
さらに、相手を傷つけずに上手に本音を伝えていく努力ができれば、
きっとよりよいコミュニケーションがとれるのではないか、と私は思います。
ただし、傷つく言葉を言われてまで、
無理して相手との距離を保とうとしなくても構いません。
そんな時は、あなた自身のことを考えて、
距離を少し取ってみてくださいね。
今回の話が何かのお役に立てば嬉しいです。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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