あなたは、
「ぼんやりする時間」
と聞くと、どんなイメージをもちますか。
ぼーっとすると聞くと
あまりいいイメージを持たれませんが、
実はおすすめな時間の使い方でもあるんです。
例えば、
- 情報が整理される
- 記憶力がよくなる
- 仕事や勉強の効率があがる
- 全体像がみえる
- 幸せを感じる
こんな効果が期待できちゃいます。
興味をもっていただけましたか。
今回は、ぼんやりする時間を
作るメリットについてお伝えします。
脳科学の研究で分かってきたこと
脳科学の研究では、ぼんやりしている時に
記憶を思い出す「楔前部(けつぜんぶ)」と
価値判断を行う「前頭葉内側」が活動していることが
分かってきたそうです。
脳のこの場所が働くことどうなるかというと、
視覚や聴覚などから入ってきた膨大な情報が整理されます。
いろいろな情報を取り入れても、ぼんやりしないと、
「ぼんやりのすゝめ」より抜粋
それらの情報はゴミの山のようなものなのです。
本でいうと、いろいろな本がただ適当に積まれている状態です。
ぼんやりすることで、情報の山を
きちんと整理することができると言われています。
また、ぼんやりしている間には短期記憶が、
記憶の司令塔との「海馬」から
記憶の倉庫である「大脳皮質」に送られて、
長期記憶として定着することも分かってきたようです。
ずっと脳をフル回転させるよりも、少しの時間ぼんやりした方が
頭の整理ができて生産性も上がりそうですよね。
お風呂でいいアイディアが思い浮かぶ理由
いいアイディアが思い浮かぶ場所の1つとして、
よく「風呂場」があげられます。
あなたには、ゆっくり湯船につかっている時に
いい考えを思いついた、という経験はありませんか。
これにもちゃんとした理由があります。
体が温まると血行がよくなり、副交感神経が
優位になるのでリラックスできる状態になります。
この時って、心も体もいい気持ちになることが多くて
自然とぼんやりしているようなのです。
時間がないから、とシャワーで済ませる人も多いですが、
入浴中はぼんやりする絶好の時間とも言えます。
短時間でもいいので、
湯船につかる時間をとるのがオススメです。
自分が好きな「ぼんやり時間」を
よく言われる例として、先程は風呂場を上げましたが
他にもリラックスできる時間はたくさんあります。
「景色をのんびり見ながら散歩する」
「植物を育てる」
というのも、のんびりできて素敵な時間を過ごせますよね。
ぼんやりする方法はたくさんあります。
自分が好きな「ぼんやり時間」をぜひ探してみてください。
いつも忙しくしていると、少しでも効率よく時間を使おう、
ということばかりを意識してしまうかもしれません。
ですが、そんな時こそ
少し肩の力を抜いて「ぼんやり」してみませんか。
回り道のように聞こえるかもしれませんが、
よりよい生活を送るための近道になるかもしれません。
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