【苦手意識を克服】あなたの苦手は思い込み?

あなたには苦手なことがありますか。

✓ 事務はできるけど、営業は苦手…
✓ 部下に指導するのが苦手…
✓ 大勢でワイワイやるの苦手…

個人差はありますが、誰もが苦手だと感じていることはあります。

ですが、苦手意識を持ったままできるのは
「ブレーキを踏んだまま車を発進させる」ようなもの。

自分の持っている力を十分に発揮できない状態にあります。

緊張したり消極的になった結果、上手くいかなかった
という経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、何故人は苦手意識を持ってしまうのか、
そして苦手がなくなる方法はないのか、についてお伝えします。

目次

1.「苦手」がうまれる理由

苦手なことや苦手な相手が全くない、という人はいません。

なぜなら、苦手だと感じる感情は

あなた自身を守るために、脳が無意識に作る防御システム

だからです。

苦手は、過去にあった何かの体験が

「無意識に」「一瞬に」「ネガティブな感情を紐付けして」

記憶されたものです。

あなたが苦手なものや苦手な相手に再び遭遇したときに、
記憶の中から「無意識に、一瞬に」呼び起こすことで、
避けようとしてくれます。

例えば、私の父は、幼少時代に山でヘビに巻き付かれた
ことがあったそうです。

この経験から、

「ヘビは嫌い、恐い」

と脳が記憶して、今ではテレビ番組でベビをみるだけでも嫌だと感じています。

「巻き付かれることはない」とわかっていても、
恐かった記憶が瞬時にイメージされてしまう。

この脳内イメージを「苦手意識」と言います。

2.苦手だと判断した理由を考える

人は、苦手なことはやらないし、避けようとします。

これは自然なことなのですが、
少し過剰になっていることもあるかもしれません。

例えば、「〇〇が苦手」という人は多いですが、
話を聞くと殆ど何もやっていないのに「苦手だ」と判断している人がいます

特に最初の段階でつまづくと、
それきりとなってしまい、やらなくなる人が多いです。

ですので、一度振り返ってみて欲しいんです。

「やってないこと」を「苦手なこと」にしていないですか。

私の経験を少しご紹介します。

私はびっくりする位、運動音痴です。

50メートルを10秒で走ることができない位、
走るのが遅かったりします。

ですので、身体を動かすこと全般が
苦手だと思い続けてきました。

でも、6年ほど前に「フラメンコ」の体験レッスンに行って
すごく楽しかったんです。

今も続けているくらい、私にとっては楽しい時間です。

絶対に無理、と思っていたのですが、
フラメンコを通して「身体を動かすことが楽しい」
と思えるようになりました。

やっていないことを苦手だと感じていた典型例ではないでしょうか。

こんな風に「未体験のこと」「未知のこと」に
苦手意識を持つのは本当にもったいないですよね

3.先入観で判断しない方法

「苦手だからやらない」と結論付ける前に、
「具体的に何が苦手なのか」を考える癖をつけてください

苦手だと感じている原因を探ると、対応方法が見つかります。

例えば、人前でプレゼンするのが苦手という人は、

✓ どんな場面でつまずきやすいのか
✓ どんな場面で焦ってしまうのか

今まで経験したことを思い出し、分析してみるといいですよ。

分析することで「ここに気を付けよう」「事前にこうしておこう」など、
効果的な「対策」「改善策」を立てることが出来ます。

他にも、

「同じミスを繰り返す」ならミスを検証し、原因と対策を立てる。
「段取りが苦手」なら、「自分の仕事スタイル」を作る。

などできることが少しずつ見えてきます。

仕事が上手くいかないのは
「上手くいかないやり方」をして、苦手なことが増やしている可能性があります

苦手だと感じていることを特定し、
「上手くいくやり方」で取り組めば、出来ることが増えていきますよ。

4.得意を伸ばして苦手をカバーする

とはいえ、やってみても苦手なことはたくさんありますよね。

本当に苦手なことは、それ自体を何とかするよりも、
自分の「得意なこと」を伸ばした方が効率が良い
です。

「自分の得意な分野で成果を出すことはできないか」を考えてみましょう。

例えば、突発的な状況に対応できない人がいたとします。

その場ですぐ的確に判断することは苦手でも、
時間をかけて物事を深く考えることができるなら、
「突発的な状況」を何度もシュミレーションして対応できるように
する。

このように事前に自分の得意な領域で対応することで、
仕事で結果が出せるならば、得意なことに磨きを書けたほうが良いです。

「得たい結果」が得られるなら、方法は何だっていいんです。

業種によっては、
「得意なことで人をフォローして、苦手なことはフォローしてもらう」でもいいですね。

苦手なことを知った上で、自分の得意なことを活用することも考えてみてください。

5.まとめ

いかがですか。

苦手意識は、脳があなたを守るために生み出しているものです。

その判断はおおよそ正しいですが、中には一度もやったことがないことを
「苦手」と思い続けて全く手をつけずにいることもあるかもしれません。

また、苦手だからできないと言っていられない場合は
自分の得意分野を伸ばしてカバーすることで対応できることもあります。

苦手だと感じていることをやってみるのは気が進まないかもしれませんが、
「一度やってみる」「強みに磨きをかける」ことは、

✓ 大きな充実感や達成感を味わえる
✓ できること(選択肢)が増える
✓ 能力が上がり、成長できる

という可能性を秘めています。

まずは自分が興味をもったものから、一度やってみてください。

この記事が何かのお役に立てば嬉しいです。

今回はこれで終わりにします。
ではまた。

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この記事を書いた人

30代会社員。人事歴10年。自分磨きアドバイザーやってます。
これまでの人事経験をもとに、自分と向き合うことを大切さを発信。
面談・面接実績は3000件以上。
自分磨きや転職に関する記事を週2回更新しています。
Kindle本を出版し4カテゴリで1位を獲得。よければぜひ読んでください。

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