人とのコミュニケーションは
とても大切なことです。
ですが、全ての人とうまく
コミュニケーションをとるというのは
とても難しいことです。
相手の人柄や状況、
気持ちを考えながら話を聞いているつもりでも、
どうしたって合わない人っていますからね。
今回は、
どうしても相容れない人を相手にしたときに
負の感情に支配されないための
「心の持ちよう」
をご紹介します。
「誰からも好かれたい」から自分を解放する
人にはそれぞれ
視点があり、事情があり、人生があります。
長い時間をともに過ごした家族同士ですら、
わからないことだってあります。
ですから、
自分が関わるすべての人たちと理解し合い、
好感を持ってもらいたい
と思ってもそううまくいきません。
もちろん
「できるなら好かれたい」
というのは自然な気持ちです。
でも、実際にはどうしても苦手な人はいて、
理解できない相手だっている。
それが現実です。
それにも関わらず、
自分だけは好かれたいというのは
ちょっと都合のいい話かもしれません。
「こっちがわかろうとしているのに、
相手はわかってくれない」
なんて思うこともあるでしょうが、
「人それぞれだよね」
と考え方を変えていく。
誰からも嫌われたくない、という
気持ちから自分を解放してあげましょう。
これができるようになると、
ストレスは減りますし人間関係も楽になります。
争いはできる限り避けて、ほどよい距離をとる
特に仕事では、
自分が付き合いたくない人とも
一緒に仕事をする場面があるでしょう。
ですが、
たとえ仕事といっても
嫌な気持ちのまま働きたくはないですよね。
ですから、職場でも
合わない人とはほどよく距離をとる
のが得策です。
例えば私の場合、
今の直属の上司とはほどよい距離感で仕事をしています。
私の上司は仕事ができるし、
行動力がずば抜けている上司ですが、
自分が考えていた形で物事が進まないと、
感情的になるところがあるんです。
また、
自分の尺度で物事をはかる傾向があるので、
- 忙しい
- できない
という言葉が他の部門から出ると
「緊張感が足りない」
「気合いが足りない」
と、精神論や根性論のような言葉が
止まらなくなってしまいます。
現場経験がなく、
企画や戦略に関するような仕事しか経験していないからか、
現場で働くスタッフの気持ちは二の次で、
数値や過去の自分の行動を振り返りながら
「やる気のない人は必要ない」
と平気で言ってしまいます。
数えきれないコミュニケーションを経て、
相手の「価値観」や「感情」は自分と合わないこと、
合わない相手によって否定されるのは
仕方がないことだと割り切るようにしました。
言葉を尽としてもわかり合えないならば、
相手の気持ちを受け止めてそっと流す。
そうすることで、話も早く終わりますし
自分のやるべきことに集中しやすくなりました。
上司との関係性もうまく維持できているので
ストレスを感じるのは、
他の部門と上司が揉めている時だけになりました。
そのうち、その間にも入りながら
いい関係性を築いていこうと思っています。
コミュニケーションはケンカを避けるとうまくいく
売り言葉に買い言葉
という言葉がありますが、
そもそもコミュニケーションは勝負ではありません。
仮に相手が自分の正当性を訴えてきたとしても、
合わせてこちらも言い負かそうと頑張る必要はありません。
むしろ、
自分も同じように言葉をかえしてしまうと
泥仕合になってしまいますので、
いいことはありません。
どちらかというと、
相手が言いたいことをすべて言わせてしまった方が
相手がスッキリしますので、その後の話合いも
スムーズに進むことが多いです。
ケンカを避ける。
こう聞くと、なんだか負けたように感じる人もいるかもしれませんが、
そもそもコミュニケーションはケンカを避けて話を聞くことに集中した方が、
うまくいくことが多いんです。
まとめ
いかがですか。
今回は、どうしても合わない人と話をする時に
自分の気持ちを楽にする方法をお伝えしました。
合わない人との話は、
新しい考え方をしるチャンスでもあります。
「私にはない考え方だな」
と学べることがある反面、
どうしても好きになれない人との出会いもあるでしょう。
ですが、そんな人との衝突は
自分を無駄に疲れさせるだけでいいことはありません。
全員と分かり合えるはずがないので、
話を聞いたら適度に流しておきましょう。
できるなら好かれたい、
という気持ちはあるでしょうし
その気持ちを無下にする必要もありません。
ですが、不毛なやりとりが続くのであれば
「ムリに好かれる必要はない」
と割り切った対応も必要です。
あなたの心を守るためにも、
物理的、心理的に距離をとりましょう。
限りある人生で、
どうやったって合わない人を理解する努力は必要ありません。
そのエネルギーと時間は、
自分自身を大切にするために、使ってくださいね。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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