先日、とある方から
ちょっとした贈りものをいただきました。
私、こうした
“ちょっとした” 贈りものが好きなんです。
なんでもない日の、贈りものって
逆に特別感があるというか。
もしかしたら、贈ってくれた人はもう
忘れてしまっているかもしれないけど。
自分にとってはとても大切な思い出として
残っていたりします。
贈りものって、もらえると
とても嬉しいですよね。
物をもらう嬉しさだけではない
感情があるはずです。
今回はこれを心理学的に解説することにしました。
幸せを感じるときは「心の欲求がみたされるとき」
「おいしいものが食べたい」
「愛されたい」
「人から尊敬されたい」
こうした心の奥底からわいてくるさまざまな欲求は、
私たちの行動や態度、気分を左右するものです。
この欲求が満たされると幸せを感じますが、
欲求が満たされない状態が続くと、
心は不安定になりやすくなります。
例えば今回の、
誰かからプレゼントをもらう
を心理学的に考えれば、
心の欲求が満たされて、
幸せを感じている状態と言うこともできます。
当たり前に思えるかもしれませんが、
このとき、実はさまざまな欲求が
心理的にも満たされているときなんです。
マズローの欲求5段階説で考えてみる
心理学では必ず出てくる、
マズローの5つの欲求に基づいてご紹介しますね。
- 生理的欲求
- 安全の欲求
- 社会的欲求
- 承認欲求
- 自己実現欲求
マズローは人の欲求を
この5層のピラミッドで表しています。
一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
例えば、
おいしいお菓子をプレゼントしてもらったら。
どのような状態になるかというと、
「自分のことを想ってくれる人がいるな」…社会的欲求(帰属意識・愛情)
「相手によく思ってもらえているな」…承認欲求(他者からの尊敬欲求)
「このお菓子、おいしいな」…生理的欲求
プレゼントをもらうという行動で
3つも一緒に満たされます。
そしてもしも、「幸せな人生を送る」ことが
人生で一番大切なことだと考えているなら、
「こんなプレゼントをくれる人がいて、幸せ」
と感じて、
自己実現欲求まで満たされるかもしれません。
ただ…もっと大切にしたいこと
ただ、もっと大切なことがあります。
プレゼントを贈るときも、もらうときも、
きっと私たちはこうした心理学的なことを
考えてはいないでしょう。
それが自然なことだと思いますし、
色々と考え始めたらヤボというものかもしれませんね。
ですが、贈りものをすることや
贈りものをもらうことで心理学的にも
幸せを感じやすいと知っておくことは
特段悪い事ではないのではないかと思っています。
前置きがとても長くなりましたが、
なぜこんなテーマをお話したかというと
「贈りものをもらったら笑顔でお礼を伝えよう」
ということを伝えたかったから。
私たちは「謙遜」や「遠慮」というものを生まれた時から
もっているような気がします。
それはそれで悪いことではありません。
ですが、ずっと申し訳なさそうな態度でいると、
喜んでもらいたいと思って贈りものをくれた
相手を悲しませてしまうかもしれません。
時には「遠慮」を忘れて
笑顔でありがとうを伝える日があっても
いいかもしれません。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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