「忙しい!」
「時間がない!」
いつも時間に追われている人、
いらっしゃいませんか。
いつも時間ギリギリで行動する人。
仕事が長引きプライベートの時間がないという人。
人事という仕事柄、
これまで様々な方からこんな話を聞きました。
今回は、あなたの時間がないと感じる理由
をお伝えします。
1.思い込みと空白の時間
多くの方は、
「物理的に時間がない」
と感じています。
しかし、これは思い込みかもしれません。
この思い込みのせいで
・いつも時間が足りない
・本当にやりたいことをやれない
と感じてしまい、
心に余裕が持てない人が多いです。
あなたの一日に、本当に時間はないのでしょうか。
一日の過ごし方を時間単位で書き出すと
「空白の時間」がある方、いらっしゃるのでは
ないでしょうか。
実際に、毎年研修で
「一日のあなたの行動を書き出してみてください」
と伝え、仕事の日を振り返ってもらいますが、
7割以上が「空白の時間」があります。
何かはしていたけど、
何をしていたのか思い出せない。
あなたには、こんな時間、ありませんか。
一日を振り返って「空白の時間」があったら、
思っているより時間を持っているかもしれません。
2.「今」やるべき事が整理できていない
ToDoリストにずらっと並んだ仕事を見て、
「何から手を付けたらいいか途方に暮れる」
という経験をされたことはありますか。
でも、それは
本当に「今」やるべきことでしょうか。
実は、「やることが多い」と思うと
人間は手軽に安心感を得られる
という実験結果が出ています。
しかし、
「やるべきことが多い=生産性が低い」
という事実は、1950年代から明言されています。
「安心感を得るため」にやることを整理しないと、
「仕事の生産性が下がって」しまうのです。
以前の私は、「やるべきこと」というくくりで片っ端から
仕事をこなしていたので、生産性が下がっていたのでしょう。
今やるべき事に集中することで、時間を活用できるようになると、
突発的な対応もできるようになりますし、何より周りが
よく見渡せます。
やることを整理すると、頭もスッキリして
生産性も上がるので試してみてくださいね。
3.忙しい人が仕事ができる人ではない
「忙しい人は仕事ができる」と
考えている人は多いです。
確かに忙しそうな人ほど、
沢山の仕事をこなしている印象はあります。
実際多くの企業でも、
社内中を忙しそうに走り回っている人ほど、
高く評価される傾向があるようです。
しかし、必ずしも忙しい人≒有能な人
ではありません。
「頑張っている人ほど結果が出ない」「会社を休みがちになる」
という話を聞いたことはありませんか。
・作業の種類が多くて集中力が続かない
・長時間労働で脳の働きが下がる
・働きすぎで体調が悪くなる
このような負のスパイラルに陥るのは
何としてでも避けたいです。
どんなに働いても、体調を崩してしまえば
生産性が上がるはずはありません。
4.まとめ
いかがですか。
時間がない。忙しい。
こんな声をよく聞きますし、
私自身も少し前まではこう思っていました。
でも、自分で一日の行動を振り返ったり、
やるべき事を整理することで時間はうまく活用できることを
実感しました。
頭の中でイメージするだけでなく、
少し書き出す、整理するだけでも
自分の時間がどれくらいあるのか、
活用できるのか発見できるかもしれません。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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