前回の記事では、「エピソード記憶」の活用方法をお伝えしました。
今回は、もう1つのお話したい内容、
「記憶力を強める方法」についてお伝えします。
覚えたものをより強く、忘れづらい記憶にする方法ですので、
よければ一度試してみてください。
1.失敗と試行錯誤が大切
たくさん失敗し、試行錯誤することで
記憶がより強く定着します。
失敗するだけでなく、試行錯誤することがポイントです。
「何がいけないんだろう?」
「前回と何が違うんだろう?」
「次はどうしよう」
と自分なりにその都度考えることが大切です。
考える時間をとると、脳が
この情報は正しく理解すべき重要なこと
と認識するようになります。
これが何度も続くとどうなると思いますか。
脳は
これは相当重要な情報だ
と判断し、最重要項目として記憶されます。
しかも、使いやすいように情報が記憶されるので、
ただの知識ではなく「使える知識」になっていきます。
例えば、ダンスの発表会に出る時、
すんなり覚えた部分に限って本番忘れてしまった
みたいな経験はありませんか。
一方で、覚える段階で何度も何度も踊って、
あーでもない、こーでもないと覚えた部分は、
自信をもって踊れたりします。
2.具体的な実践方法
失敗と試行錯誤が大切だという話をしてきましたが、
具体的にどうすればいいのか、迷いますよね。
ここからは具体的にどんなことを試してみればいいのか、
「何かを勉強する時の方法」を例にお伝えします。
✓ さまざまな形式の問題を解く
✓ 実践を繰り返す
✓ 歌を歌う
(1) さまざまな形式の問題を解く
例えば1867年に大政奉還があったということを覚える時に、
「大政奉還があった年は?」という問題を解くだけでなく、
色んな形の問題を解いてみましょう。
例えば、
「1867年、徳川慶喜が朝廷に政権を返したことを何というか?」
と違う質問にして解いてみると、より深く理解できるようになります。
こうして色んな問題で覚えると、数ヶ月たっても答えられる、
使える記憶になりやすいです。
(2) 実際に使い続ける
英単語を覚える場合、ただ単純に単語帳で覚えるのではなく、
覚えた単語を実際に使ってみましょう。
留学に行くと、英語力が飛躍的に伸びるという話を
聞いたことはありませんか。
なぜ英語を話したいなら留学を薦められるかというと、
現地で習ったり聞いたりした言葉をすぐに街中で使い、
ホームステイ先で使い、至るところで聞きく環境が整っているからです。
実際に使い続ける中で、
・この場面では上手く使えなかったな
・あの人はこんな表現を使っていたな
失敗したり、学べたりするので
毎日何かしら新しい発見ができます。
こんな経験を何度もする内に、
自然と身につき、忘れにくくなります。
(3) 歌で覚える
覚えたいことを歌にして覚えるのもオススメです。
歌は繰り返しやすく、「体験」にもあたりますので
エピソード記憶として忘れづらくなります。
V6の「学校へ行こう!」で有名となった
Co.慶応さんの歌を聞くもよし。
中田敦彦さんの中国王朝の歌を聞くもよし。
自分で作るもよし。
覚えるのが苦手…という方は歌で覚える、
という方法を試してみてもいいかもしれません。
3.最後に
いかがですか。
前回の内容に続いて、記憶力を上げる方法、より忘れづらくなる方法
についてお伝えしました。
記憶は、失敗と試行錯誤でより忘れづらくなります
もしあなたが「記憶力が弱くなったな」と思うのであれば、
もしかしたら失敗する回数が減ったからかもしれません。
人は成長するにつれて、失敗が怖くなってくるものです。
それでも、いつまでも新しいことに挑戦し、
失敗をしても試行錯誤しながら前を向ける人には
成長が待っていますし、頭の中の引き出しも増えます。
よければ一度お試しくださいね。
私も一緒に、記憶力を高めていけたら嬉しいです。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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